イラストの無断使用を見つけたからCOPYTRACKを利用してみた話
COPYTRACK(コピートラック)とは
無断転載された写真やイラストを見つけて使用料の請求までしてくれるという、クリエイターには大変ありがたいサービスです。
私の場合は自分で無断使用を発見しました
ネットサーフィンしていると、自分の描いた絵が使われている場面に遭遇して嬉しくなったりします。
が、嬉しくない場合もあります。
それが無断使用です。
許せない…だけど対処するの面倒くさい
イラストを削除して使用料を払えと相手に連絡をすること。
使用料を計算して根拠を示すこと。
入金されたかの確認、されてなければ催促をすること。
それでもだめなら内容証明。
それでもだめなら裁判・・・
というふうに、とても面倒です。
そこでCOPYTRACKに登録してみました
海外のサービスですが、サイトは日本語で、登録方法について丁寧に解説してくれているブログも多々ありますので、ここでは特に説明しません。
登録料も無料なので、ひとまず登録してみました。
COPYTRACKはアップロードした画像をネット上で検索して無断使用しているサイトを探し出してくれるサービスですが、私のように自分で見つけたサイトを報告することもできます。
「ヒット」からの「ケースを提出」
COPYTRACKが無断使用しているサイトを認識して「ヒット」。
そこから請求を開始するのが「ケースを提出」。
請求金額はどうしてよいかわからなかったのでデフォルトのまま提出した気がします。確か日本円だと6万円くらいだった気がします。
忘れた頃に振り込まれる
と、誰かのブログに書かれていたので、数カ月かかるんだろうな~と気長に待ちました。
定期的にステータスが更新されるのですが、「相手から返事がないから次のステップに進みます」的な内容が記載されていました。
登録してから4ヶ月、動きがありました
「これ以上やっても解決は見込めないのでクローズします」
というメッセージが送られてきて一方的に終了しました。
なんそれ。
ちなみに、無断使用した相手は個人ではなく企業です。
住所も電話番号もサイトに記載されています。
COPYTRACKのサイトには、弁護士による法的措置の文字もあったので、これにはガッカリしました。
そしてそのまま放置していたら
「間もなくアカウントを削除します」というメールが届きました。
どうやらサイトを使っていないと削除されるようです。
でも相手企業の連絡先がわかっているのに回収できないようなサービスはもう使わないだろうと思い、自分から退会しました。
後でわかったこと
COPYTRACKからのメールを無視する企業は結構多いようです。
使用料の回収に成功した方のブログを読んでも、成功したのは何件か申請したうちの1件だったりします。
ドイツの企業なので、日本では厳しく追ってくれないのかもしれません。
あまり期待しない方が良さそうです。
これからどうするか
泣き寝入りはしたくないので、直接連絡してみようと思います。
進展があればまた記事にします。
ちなみに、著作権侵害しておいて無視して、今もイラストをそのまま使用しているだなんてめちゃめちゃ頭にくるし、今後の被害をなくすためにも企業名とか相手の対応とか晒したい気分なのですが、それは名誉毀損になる可能性があるそうです。
事実だからいいじゃないか!って感じなのですが、事実だからこそ名誉棄損らしいです。
こちらが訴えられたりしないよう気をつけましょう。
日本の弁護士さんへ
COPYTRACKのようなサービスを是非始めてください。
内容証明や少額訴訟であれば弁護士さんに頼まず自分でできますが、やはり弱いです。
かといって弁護士さんにお願いすると、相談料だけでもかなりの金額になり費用倒れになりかねません。
事前手数料はかからず、成功時のみ報酬が発生するような仕組みだと嬉しいです。
直接連絡してみた話に続きます↓