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Parque Nacional de Maputoに行ってきました
皆さんお久しぶりです。まるです。
前回の投稿からかなり空いてしまいましたがいかがお過ごしでしょうか?
こちらモザンビークでは特にこれといって問題もなく日々を過ごしています。
全く問題がないと言えばウソですが、それはまたの機会に…
さてさて、今回はマプト国立公園に行ってきた時のお話をしようかと思います。
といっても2週間ほど前の話にはなりますが、徒然なるままに書き留めておきたいと思います。
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緑の部分が国立公園の範囲になります
赤色の部分は別の保護区になります
そして色がついている部分全てが自然保護区となっています
自然保護区は開発が許可されている部分で人も住んでいます
緑と赤の部分はだれも住むこともできないし、開発することもできません
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11月11日とうとうこの日がやってきました。
待ちに待った日です。
この地区の管理局に配属されて二か月半
ようやく国立公園に入る時がやってきました。
とはいっても、国立公園を超えた先にある現場に用事があっただけなので、素通りではありましたがたくさんの生き物やきれいな景色に会うことができとても充実した一日でした。
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入ってすぐにゾウが一頭歩いているのが見えました
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キリン
また、しばらく走っているとキリンにも会うことができました
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このほかにもカバやガゼル、よくわからない生き物などたくさんいました。
アフリカの国立公園といえば広大なサバンナが広がっているイメージがありますが、ここではジャングルみたいなところが多くあり思った感じではありませんでした。
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広大な大地を抜ければ
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車も通れないようなジャングルに入ったりしました。
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こちらは普段一般人はあまり使わないそうです
しばらく走ると、国立公園外にでてそれからまたしばらく走り続けました。
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しばらくすると人が生活しているエリアに
そうなると写真のように森林を焼き払っている場面が見られました。
この地域は思ったより森林が発達していて、気の背丈こそ低い種類が多いですがさながら熱帯雨林のような密林が広がっています。
このような森林には多くの動植物が生息しており、ゾウをはじめとした希少な動植物の住処でもあります。
今この地域が抱えている問題は、人が生きるということと自然保護という背反した問題です。
経済格差から一部の都市部には移り住めない人々
そのため多くの人が広範囲にわたって生活しています。
結果、人々を制御することが難しく知らないところで森林が失われています。
とても難しい問題です。
この問題の解決のためにはやはり地道に、森林をはじめとした環境教育を行っていくべきなのかなと思いました。
ポルトガル語がおぼつかない中ではまだまだ厳しい課題にはなりますが、1日でも早く貢献できるよう頑張りたいと思っています。
途上国の多くは、環境保全と開発の2つの問題を抱えていて、その中ではやはり人が最優先事項になってしまいます。
しかし、人1人が生活していくためには多くの土地を開墾せねばなりません。
すべての人が飢餓もなく、病気もなく、十分な教育を受けられる世界が来たとしたら、それは環境を蔑ろにしている世界でもあると思います。
そして最後は物質の許容量を超え戦争に発展してく
だからと言って、助けられる命を助けないわけにもいかないし、すべての人々が平等であってほしいとも思います。
またまた難しい問題です。
まぁこんなこと悩んでも僕のちっぽけな脳みそから答えなんて出ないんですけどね。
僕は僕に関わってくれる人を幸せにするために頑張りたいと思います。
ではまた。