やばい鉄鋼問題

今、日米間最大の懸案は日本製鉄のUSスチール買収問題。単なる経済摩擦ではない。他の複数要素も勘案すると、日中再戦、下手すりゃ日米再戦の導火線となる可能性だってゼロじゃない。たとえ過程は違うとしても。

90年前の1934(昭和9)年、釜石、輪西(室蘭)、三菱、九州、富士の5製鉄が合併してできたのが日本製鉄。
その頃の日本は軍部が台頭、32年に傀儡国家満州国をつくり、37年には8年間の日中戦争へ。そして41年から米英との自滅戦へ突入した。

国民生活無視の先軍政治、変わらぬ石油不足(今は新エネ開発遅滞も)、軍部台頭(軍事予算倍増・自衛隊増強、靖国集団参拝などに見られる自衛官右傾化)、異常な日中関係などを見ると、今と90年前は酷似している。

とにかく、いい要素が見当たらない。これが杞憂に終わればな、と。

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