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青年海外協力隊 2019-3から2022-9へ ベナンのポルトノボという街でソーシャル…

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青年海外協力隊 2019-3から2022-9へ ベナンのポルトノボという街でソーシャルワーカーとして働いています。 滞在中にぼんやり考えたことをつぶやいていきます。

最近の記事

年の瀬が近くて

もうすぐ2022年も終わろうとしている。 毎年年末が近づくと家中の大掃除が始まり、仕事では年内に追い込みの退院転院調整に奔走し、母親とお餅をどのくらいつこうか、お肉はどのくらい買おうか議論しては初売りで何を買おうか考えている。 小忙しくもわくわくするあの雰囲気が私はどうも好きだったらしい。 今年はもちろんそんな雰囲気は一切なく、こたつに入らない年の瀬はどうもしっくりこないみたい。 活動も一区切りついて、初めてベナンで迎えるお正月。クリスマスは残念なことに体調を崩してし

    • ワールドカップをみて思うこと

      ベナンからワールドカップを観戦した。 ありがたいことにカタールとの時差がそれほどないので、どの試合も早起きや夜ふかしせず観戦できたのが嬉しいところ。 話題になったと感じるのは日本人サポーターの観戦後の清掃活動と、日本選手のロッカールームなのではないだろうか。 色々と賛否両論が出ているようだが、日本人が自主的に清掃活動を行うことは素晴らしいことだと思うし、世界に誇るべき文化だと私は思う。 ベナンに住んでいるとあちこちにゴミが捨てられている。最初は汚いなぁと思ったけど、そ

      • マイノリティーを知る

        ベナンに来て辛かったことは、ずっとヨボと呼ばれることだった。(ずっと言ってる)今でも街を歩いていると呼ばれる。 以前も触れたがヨボは白人(ベナンでは黒人以外全員白人)の意味で、ヨボの他にもブラン(白・白人)とかシノワ(中国人)とか呼ばれる。 お金をねだられること(切実な物乞いという感じではなく、ニヤニヤしながら)、時計をねだられること、電話番号を聞きたがること、あからさまに声を高くして How are you って言われること。 全部、「あぁ、私が外国人だからこんな風に

        • 折り返し地点

          ベナン生活も残すところ3か月になってしまいました。(実際にはもう3か月もない) 最近の私は孤児院行って、報告書書いて、日本文化紹介の授業の準備して、Silent観て大号泣して…ってな感じで特段忙しいわけでも充実してるわけでもなく落ち着いたベナン生活を送っている。 実際私の心の中は些細なことで相変わらずアップダウンしているのだけれど、ここでの生活はどれも初めてのことばかりだから仕方が無いとする。 活動は自身がやりたいことと現実のギャップに苦戦しつつも、あまり焦らずのんびり

        年の瀬が近くて

          孤児院訪問

          週2回孤児院で活動しようと決めて、先日2回目の訪問に行ってきた。 私の通う孤児院は0歳から5歳までの子どもが入所していて、中には生後数週間しか経っていないような新生児まで見受けられる。 5歳を過ぎると、親元に返されたり養子縁組に出されたりするらしい。 縁組先はベナン国内ももちろんだが、多くはヨーロッパの親元へ縁組されることがほとんどとか。 私自身、卒業論文で国際養子縁組について研究していたので、ベナンで行われている養子縁組は大変興味深い。 ここで日本の養子縁組制度につ

          孤児院訪問

          ソーシャルワーカーについて話してみる

          仕事何してるの?って聞かれると「ソーシャルワーカーです」って答えるようにしている。 そして私はソーシャルワーカーの中でも病院の中で働く医療ソーシャルワーカー(通称MSW)と呼ばれている。ただでさえソーシャルワーカーなんて職種に馴染みがないし、病院で働いているなんて言えば大体看護師と思われる。 医療ソーシャルワーカーの仕事内容はここでは割愛。説明しだすと長くなるからね。 でもベナンに来て出会う日本人には一生懸命説明するようにしている。そして大抵は説明し終えるとどんよりした雰囲

          ソーシャルワーカーについて話してみる

          私は街一番の人気者。笑

          任地のポルトノボに来て一週間。私はタイトル通り街一番の人気者になったと錯覚してる。笑 任地到着直後、家から職場まで片道15分くらい歩いて行くのだけれど、その道中ずっっっとヨボ(ガイジン)コール。大人も子どもも割と容赦ない。すっごい遠くからでも叫んでくる。 子どもたちに悪意がないことは分かってるんだけど、このヨボって呼び方あまりいい気はしないよ??むしろバカにされてるみたいで腹立つよ?? 通勤時間が苦痛になりつつあったから、ヨボ!って呼んできた奴全員に「ヨボじゃない!名前で

          私は街一番の人気者。笑

          明日は引越し

          前回の記事読み返すと落ち込んでんな〜、私。笑 お陰様で無事に体調が戻りまして、明日任地へ行くことができそうです。 この1ヶ月間首都のコトヌーで生活してきたんだけど、私の任地はベナン第二の都市ポルトノボ。 首都は都会だし隊員が住むドミトリーもとっても快適だったんだけど、やっぱり任地は「私の街」って感じがしてとっても楽しみ! 私はベナンで過ごせる時間が短いから、残りの生活はなるべくわくわくすることでいっぱいにしたいなぁ。 2022年9月6日

          明日は引越し

          隔離生活

          任地への赴任を目前に体調を崩してしまった。 こういう挫折に対して、我ながら精神的に打たれ弱い。とことん落ち込んでしまう。しかも辛いことを押し殺すでもなく周りに吐き出してしまうのである。 周りの人にとっては迷惑極まりないとは思うが、私の気持ちはちょっぴり救われる。 ONE PIECEに「助けてもらわないと生きていけない自信がある!」みたいなセリフがあるんだけど、(突然のONE PIECE。笑)結構好きだったりしてたまに思い出す。 私には助けてくれる人間がいるんだなぁって、

          隔離生活

          私はお客さま?

          8月15日はベナンの祝日だそうで、ご近所がお祭り騒ぎになっていた。仮面を被った踊り子と、(なまはげみたい?)アフリカならではの軽快な音楽に合わせて子どもたちが思い思いにダンスしている。 そんな中、子どもたちは私たちヨボ(外国人)を見つけるやいなやd'argent! d'argent!とお金をせがんできた。そしてあっという間に観衆の目は私たちに向けられた。 ある男の子が熱心に「何で払わないんだ?」と聞いてくるので、私が「あなたは払ったの?」と聞くと彼は恥ずかしそうに首を振っ

          私はお客さま?

          家族のこととか

          青年海外協力隊に参加することに対して、親に猛烈に反対されたなぁと思い出した。 仲の良かったはずの親とえげつない冷戦状態になって、精神的にかなり苦しかった。 私は昔から協力隊に行きたいと伝えていたから、合格すれば応援してくれると思っていたが、超心配性の母親はそう簡単に許してくれるはずがなかった。(内心分かってたけどね) しばらく母親が口を利いてくれなくて、結果夜も眠れなくなった。さすがにこのままじゃまずいと思い、夜な夜なレジュメを作成し、両親に何故海外に行きたいのかを泣き

          家族のこととか

          今とても幸せ

          ベナンに来て一週間経つ。 業務的なオリエンテーションをしたり、フランス語の語学訓練をしたりと毎日何かと忙しい。 そして与えられる活動ばかりで、まだこれと言って何もしていない。 でもぼーっと街の景色を眺めてるだけで「あー幸せだなぁ」って思う。 2年間待って遂にベナンに来れた喜びが大きいらしい。 特別ベナンに思い入れがあった訳じゃない。 たまたま私の経験に見合う募集がベナンしかなかったから選ばざるを得なかった。(ベナンの方々ごめんなさい) でも憧れの青年海外協力隊になって、2

          今とても幸せ

          青年海外協力隊 ベナン生活の始まり

          青年海外協力隊としてベナンに来た。 せっかくアフリカに住むんだから、しっかり記録を残しておこう。 イモトアヤコさんのウェブマガジンみたいな優しくて緩い内容のね。そんな想いで始めてみたこの記録。 到着早々、ロストバゲージで海外渡航の洗礼を浴びた。 ロストバゲージは過去に経験済みで、自分がかなり余裕でいることに内心にんまりしていた。 だけど何だかんだ荷物が手元に無いのは不安で、2日後に荷物が届いた時はほっとしながら空港まで取りに行った。 いざ自分の荷物を取り戻し、わくわくしな

          青年海外協力隊 ベナン生活の始まり