階級と階層 ⑤
今年になってわりとアベプラを見ていて、パックン(パトリック・ハーラン)が個人的に、妙に気になり出しているのだけど。
なぜ気になるのかは、自分でもよくわからない。
自分の事を「所詮芸人」と自称。
ハーバード卒、タレント業の傍ら、国際関係論などを大学(東工大)で教えている。株式投資のスペシャリストでもある。
だけど出演時には「ボクは何の専門家ではない」と言い切る。「ボクは”パックンの価値観”」だと。
さらに。時事など絡めつつ「我々(!?)の価値観」を提示しているのだといっている。
ふと「我々」(このとき、パックンは慌てて”私”と言い直しているが)って、なんのことかと思ったのだけど。まずもって、どう考えても「アメリカ」であろうが。
パックンの発言をいちいちチェックしているわけではないのだけど、その発言如何というよりも、
彼の態度が気になるのだと思う。
とくに、私たち日本人に対する不思議な「距離感」が気になる(決してパックンをディスりたいから、そういっているのではないので、誤解なきよう)
パックンの、生前の立川談志に薫陶を受けていたとか、スズキのバイク好きとかいうエピソードも、
ナナメに見過ぎかもだけど、どうしてもちょっと奇異な感じを受けるのだ。大胆な推測になるが、なんというか日本人への罪滅ぼし、みたいな…
うーん。ちょっとわかりにくい話になってスマン。
しかしパックンのまなざしは(例えば上記動画で共演している)成田祐輔と共通した質を持ちつつ、恐らくはもっとはるかにドライで、しかしどこか複雑なものである。
日本という”檻”のなかにいる日本人たちを見ているパックン