第4章「動きの物理」|スカラムッツァの足跡をたどって第2巻
こんにちは。音楽で人と世界をつなぐ!ピアニストの岡田真季です。
アルゲリッチが幼少期にアルゼンチンで習っていた、名ピアノ教師 スカラムッツァの教えを、孫弟子にあたるマリー=クリスティーヌ・カルヴェ氏が書いた著作「スカラムッツァの足跡をたどって」。ご本人の許可を得て岡田真季が日本語訳でお届けしています。
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第2巻 第4章「動きの物理」
…の前に、第3章「いろいろな重さ」のまとめ
・それは何?ピアニストの身体器官による、いろいろな負荷。
・なぜ?身体器官の重さを軽くし、動きを楽にするため。
・どうやって?腕をセクションごとに分けるやり方を学んで。
・知ってるよ!大きな音量、または小さな音量で弾ける。
動きの物理、それは何?
動きについては、解剖学の面からたくさん話してきたね。今回からは、動きを物理学の視点から分析して、ピアノを弾く動きに取り入れてみよう。
ボクサーを例に挙げようじゃないか。パンチが相手に向かって放たれる瞬間を、スローモーションにしてみてみよう。何が起こっているか… 効果的な一撃にするためには、3つの要素を組み合わせるんだよ。
・どのくらいの距離からパンチを放ったか
・パンチの速さ
・ボクサーがパンチに乗せた質量… 重さ、と言った方が良いかな。
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