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メイクやファッションのチョイスを迷わずできるようになるために知っておきたいこと

皆さんはメイクやファッションをどのように選んでいるだろうか?

ファッション雑誌で流行をチェックしたり、お店に出かけて試着してみて購入したり、最近ならインターネットショッピングで画像をチェックしながら購入する人も多いかもしれない。

私も毎回雑誌の記事を参考にコスメやファッションを選んできた。

ショッピングに出掛ければ、お店にも素敵なディスプレーがしてあり、大いに参考になるし、セール品も見逃せない。50%オフなんて札を見たらついつい余計なものまで買い込んでしまっていた。

しかし、何故なんだろう。

こんなに沢山服があるのに、着る服がない。

お店で試着もしたし、気に入って買ったのになぜか出番のない服達。

クローゼットの前で散々悩んでも、結局はいつもの定番を着てしまう。

しかも、気がつけばクローゼットの中の服はほとんど、白や黒などの同じような色ばかりで代わり映えがしない。

つまらないクローゼット……

そんな時、友人の誘いで「カラー体験講座」 に参加した。

案内には、リップ&チークの色選びにも役立つ! 「似合うピンク色診断」 とあった。

最近ではコスメ売り場でも「ブルーベース」 「イエローベース」 などベースカラーを意識して陳列されているところもあるが、その頃の私は言葉の意味さえ知らない状態だったので、似合うピンク色診断と言われてもあまりピンと来なかった。

ベースカラーとは、全ての色を「黄みがかったイエローベース」と「青みがかったブルーベース」の2つに分類することができるという理論で、その人のもつ肌や髪、目の色をもとに決定されるのがパーソナルカラーである。

このように説明するとなんだか難しく聞こえるのだが、実際のカラー診断はとても楽しいものだった。

講師のK先生はとても明るくチャーミングな人で、初対面の私でもすぐに打ち解けてリラックスして講座を受けることができた。内容はとても興味深く、自分に似合う色を見つけることによるメリットを知ることができた。

具体的にどのようなメリットがあるかというと、

似合う色を身につけると、

顔色がよく見える
口元や頬の影が目立たない
若々しく見える 

逆に似合わない色を身につけると

顔色が悪く見える
顔の影が強調され疲れて見える
老けて見える

などがあり、似合う色を見つけることは女性だけでなく男性にとってもメリットがあると言える。

何故なら第一印象は視覚から受けるのが80%、しかも7秒で決まるらしい。ビジネスシーンで好印象をゲットするには自分のパーソナルカラーを知っておくことも重要かもしれない。

実際どのように自分に似合うピンク色を探したかというと、微妙に色の違うピンクの布を交互に当てて、顔色や顔の影、髪の様子を丁寧に観察していくのだ。

受講生の方の襟元に、K先生が次々と布を当てていくのを私達も一緒に見ていくのだが、その方に似合う色になると本当に肌が綺麗にみえ、口元の法令線が薄くなり、顔が引き締まって見える。何より眼が生き生きと輝いて見えるのだ。髪も艶やかに見える。

その人の魅力が増すという感じだ。

逆に似合いづらい色になると顔色が悪く疲れて老けて見える。

私もやってもらったのだが、想像と違ってはっきりとしたショッキングピンクが一番顔色が良く見えた。ショッキングピンクが似合う人は「ブルーベース」 に分類される。

こんな派手な色が似合うなんて自分でもびっくりしたが、周りで見てくれていた受講生の方に「似合うわ!」 とか「若々しく見える!」 とか言ってもらうと嬉しくて自信が出てくる。

似合うピンクがわかったところで、チークやリップを実際につけてみた。

今まで元気に見えるとか、日本人の肌にはオレンジがかった色がいいと言うファッション雑誌をみて買っていた、オレンジがかっているコーラルピンクは、実は私にとっては老けて見えるピンクで、今まで絶対に選ばなかったような、アメリカンチェリーの色のような紫がかった深い赤のリップや少し青みがかったピンクのチークが、肌を美しくみせ表情が生き生きとして見えた。

この体験講座で色の楽しさに目覚めた私は、K先生のもとで本格的にカラーの勉強を始めた。

勉強してみると、私のクローゼットの中の問題点がはっきりと分かってきた。

どうやら私は似合う色選びを間違えていたために、使えない洋服が溜まってしまっていたのだ。特別奇抜な色を選んでいるわけではなく、ベージュやアイボリー、カーキなど無難な色を選んでいたのだが、それがブルーベースの私には合っていなかったのだ。ショックだった。試着をして鏡を見てはいたが洋服のコーディネートばかりに眼がいってしまい、服を着た私自身の顔色や目の輝きまでは見ていなかったのだ。

今までどれだけの服を使いこなせず無駄にしてきたんだろう。と、がっかりしたが、K先生は「似合いにくい色を着てはいけないという訳ではありません。似合いにくい色の服を着たい場合は、スカーフなどを使って、お顔の一番近くに自分に合う色を持ってくればいいんです。アクセサリーなどでもいいんですよ」」と解決策を教えてくれた。

カラーの勉強はとても楽しく、あっという間に一年の講座が終了したのだが、その頃には私のクローゼットの中は、色とりどりになっていた。

買い物に行っても自分に似合う色がわかっているので迷わず選べて失敗がない。選ぶ色の幅も広がって買い物が楽しくなった。

できればもっと早く知りたかったと思うくらいだ。

もし、たくさんの服を持っているにも関わらず、クローゼットの中に着たい服が見つからないと思っている人がいたら、一度「カラー診断」を受けてみて欲しい。自分に似合う色がわかれば迷うことなく、メイクやファッションの選択をすることができるようになり、クローゼットの中の洋服を全部一軍選手にすることができるだろう。

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