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経営者のための数字力・第五章

第四章のお金の悩みの現状把握から具体策までを階層化することで、解像度が上がりました。経営者のお困りごとは、お金に関連するものがほとんどです。
しかも、客数アップや客単価、リピート率のアップなどの階層の下の対策について悩んでいることが多いです。
少しでも何か役に立てればと思い、「自社はこんなことをやっています」など、
アドバイスをしたくなりますが、安易にアドバイスしてはいけません。

もし、相手の悩みを真に受けて、客数アップについての具体策を伝えたとしても
問題解決に至らないことがあります。

そもそもの原因は、低価格による薄利だったり、労働分配率が異常に高かったり、借入上限を終えていたりすることがあるからです。

例えば、あなたが医者で、患者さんに「お腹が痛いので盲腸かもしれません。手術してください」と言われたら、いきなり手術しますか?・・・しませんね。
ろくな検査もせずに薬だけ出されても不安どころか違和感を感じます。

しっかり、レントゲン検査をして、痛みの原因について説明し、納得した上で進めていくことが理想的です。
安易に解決策を伝えるのではなく、

相手の言葉を先ずは一旦、受け止めることが大切です

人は感情的生き物です。正論を言われても、言い方が気に入らなければ受け入れてくれません。

しかし、経営者は早くこの苦境から脱出したいものです。
仮に「利益が2倍になったら、借入返済が半分になる」とか、「社員の給料が上げられる」などの経営改善につながる具体策を聞きたいものです。
では、利益を2倍にする方法を解説していきます。

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