ニーズではなくウォンツです
前回、「人は感情でモノを買い、理屈でそれを正当化する」というお話をしました。欲しいと直感的に思ったら、なぜ自分にとって必要なのかの理由を考えたことがあると思います。
「そんなものいらないでしょ!」と言われたら、反論したくなるし、逆に「それは絶対買うべきだね」と同意してくれる人がいたら神様に見える感じです。
このように、欲求や感情は理屈や理論より強い衝動なのです。
ニーズではなくウォンツ
ニーズとは必要なもの、ウォンツとは欲しいもののことを指します。
当然ながら、ニーズよりウォンツの方が高くても売れてしまうのです。
世の中の経済活動は、ほとんどウォンツによって成り立っていると言っていいでしょう。トイレットペーパーなどの生活必需品は、誰にとっても必要ですが、欲しくて欲しくて仕方がないものではないので、価格の安いものが選ばれたりします。
しかし、トイレットペーパーでも、お肌にやさしいとか、吸水性に優れたトイレットペーパーだったら、ニーズを超えたもの、ウォンツになるかもしれません。
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