#148 感謝を忘れるのは、なぜ?
人は本能的に命の危機に関係のないことは、
「忘れてもよいこと」と処理をするそうです。
日常生活での「ありがたいこと」「良いところ」などが
それにあたります。
「当たり前」とは思ってなくても普段の日常の「ありがたい」ことは命の危機ではないので、忘れてしまうのです。
決してあなたが薄情なわけではありません。
危機にさらされていないだけなんです。
逆に相手の「嫌なところ」「悪いところ」などは、
自分にとっての危機につながる可能性があるので、
「忘れてはならないこと」と強く認識するそうです。
それがストレスの正体でもあり、目に付くのです。
家で靴をそろえない、服を脱ぎっぱなしにするといった、
自分を不快にさせるところばかりに気になる。
そしてイライラして、許せなくなり、雷が落ちます。
我が家でもよく些細なことで、起こる出来事です。
それは、一緒にいる時間が長くなれがなるほど、
その嫌な思いは蓄積されて大事になっていくのです。
秘訣としては、お互いの我慢量を増やさないためにも、こまめに小さなケンカをすることも良いのかもしれません。
心理学的にも、「ケンカをすることが仲の悪さを意味するものではない」ということが証明されています。
一番良くないのは、無関心や一方的にどちらかが
我慢している状態です。
お互いを尊重し、相手を理解しようとしているから
正直に意見の違いについて交換してるのかもしれません。
言いたいことを言うのはOKなのです。
視点を変えれば、「ありがたいこと」「良いところ」
を忘れるということは、
つまり、今が幸せの中心にいるのかもしれません。
幸せとは、つくるのではなく 気づくものです。
感謝を忘れるのは幸せの証拠でもあるので
意識して気づくことが大切ですね。
今日も良い一日でありますように
ありがとうございました。
godaigenso