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否定語は通用しない

車で小さな事故を起こす人の運転は、
どちらかといえば慎重な方で、スピードを出しこともない。
安全運転の見本のような運転をしている。
にもかかわらず車はあちこち傷だらけで、何箇所も凹んでいる。
いったい彼の何がよくないのだろうか
彼の心構えは、「無事故無違反」だった。

事故を起こさない、違反がないように願っていても
事故や違反を引き寄せていた。
それは、「事故を越さない」は「事故を起こす」
「違反をしない」は、「違反をする」と
全て肯定語として翻訳されてしまうからである。
引き寄せに否定語は通用しないのである。

他にも「お金が欲しい」は「お金がない」という
現実を引き寄せてしまう。
「預金が〇〇しかない」と思うのではなく
「預金が〇〇もある」と感謝する。
すでに「お金は手元にある」というイメージが
現実を引き寄せる。

幸せの条件として、「〜であれば幸せ」という願いがある。
「もっとお金があれば」「身長が高ければ」「顔が良ければ」
「あの会社に就職できれば」など条件付きの幸せだったりする。

アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームス氏は
「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」と言い切っている。
笑う動作が楽しい気分を膨らませ、その気分が幸せを引き寄せる。
であれば、日々の些細なことにも幸せを感じ、
そこから生まれる感謝エネルギーを発信することが、幸せな状態を引き寄せる。
時には、笑えないこともあるかもしれない。
それでも笑って、幸せを演じてみよう。
どんな心の闇を抱えていようとも
笑い続けていれば、闇さえ笑ってしまえる人になる。
それはもう闇ではなくなる。
人生は、笑うから楽しいのだ。

#656 2023/12/03

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