俺の話を聞け！！！

よくあるテレビドラマで「あと数時間で時効になる」とありますが、もうすでに時効になっていることかもしれないけど、今になって書こうと思うのです。

もうかなり前になりますが、ボクが独りでお墓参りに行ったときのことです。

お墓をきれいにするための水を両手に持ち、お先祖様が眠るお墓へ行こうと歩きだしたすぐ後に、飼い主たちが高い木の下の部分にリードで少しか離れていない場所に縛っておいた犬が、ボクを警戒して、攻撃してきたのです。

お墓が並んでいる場所とコンクリートの通路の間は1メートルあるか、ないかの距離だったので、犬が攻撃してきたのをもろに食らってジーンズには穴が空きました。

足から血もでました。

通路には背の高い樹木が並んでいて、その樹木にリードで繋げてあった犬の姿が見えなかったし、鳴き声も聞こえなかったから通路を通ろうとしたのですが、ボクが悪いのでしょうか？

仕方ないから飼い主が来るのを待っていたら、現れた飼い主たちはボクが「あの～犬が…」と言うのを聞くと、いきなり捲し立ててきて「いかにも自分たちは悪くない！」というようなことを立て続けにいうから、ボクは起きたことを住職にも告げずにその場を立ち去ったのでした。

それ以来、お墓参りに行くことは気分が悪くなるから、行かないようになりましたし、犬が嫌いになりました。

ほな、ね。