終ワル 二次創作 時空を超えた暗殺者

この小説は3年前に書いたものを蘇らせています。

独自設定、捏造、クロスオーバーあり。がんばってカエサル、ナポレオン編も完結させていきたいです。一部加筆、修正あり。

若き日の秦の始皇帝がそこにいた。

暗殺者ルーグトウアハーデは若き日の彼の名を呼んだ。

嬴政、と。それはかつての朕の名であるぞ、と後の始皇帝がルーグに言うが。

嬴政はかつて荊軻に暗殺されそうになった。

時が過ぎ、天下統一を成し遂げた彼は皇帝となった。

始皇帝「ルーグ、朕の良き友人よ」

ルーグ「始皇帝、お前は素晴らしい奴だ!」

始皇帝「始まりの皇帝なのだからな」

ルーグと始皇帝は笑った。

朕は完璧な存在だ。そうだろう、ルーグ?

ハデスvsクーファ=ヴァンピール

王としてのプライドは捨てるしかないのか?

ハデスの脳裏をよぎった言葉。

トライデントから繰り出されるその攻撃は、大地を砕きしもの、だった。

クーファ=ヴァンピールは敢えてその攻撃を躱した。

ハデスは冷めた眼差しでクーファを見た。

クーファ「冥王、オレが何故貴方の恨みを‥‥」

ハデス「それ以前に貴様がわしの弟を殺したからだ。他に何か理由でもあるか?」

眼鏡の奥から見える冷めた目がクーファを睨んでいた。

クーファはマナを込めたナイフの切っ先をハデスの首筋目掛けて狙った。

ハデスの首筋から鮮血が飛び散る。

ヘイムダル『冥界の王ハデスの首を目掛けて暗殺教師が狙いうちした?!

これは?!』


クーファ「貴方は既にご老体の身。勝敗の差はわかるはずです」

観客席

メリダ=アンジェル「先生!まさか攻撃を躱されるなんて凄いです!」

スーリヤヴァルマン2世「あの冥界の王とやらかなり無理しすぎてるのではないか?」

アーサー王「クーファとやらが手加減したのか?」

クーファは冥界の王ハデスに手を差し出す。

クーファ「冥王ハデス、貴方の勝ちです。オレは貴方の弟の敵かもしれませんが」

ハデスは黙ったまま、その手を受け取る。

ハデス「わしの負けだ。人間よ、お前は強い」

ヘルメス「あの人間とハデス様が?!」

アレス「こんな展開は今までになかったぞ?!」

ゼウス「引き分けじゃな」

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