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終ワル二次創作小説 月と光

終末のワルキューレの二次創作小説になります。

オリキャラ登場あり。ヴリトラさんの過去話になります。

登場人物

ヴリトラ インドのとある村の近くの森に棲む蛇神の少女。普段は神々に見つからないように幼い少女の姿に変身している。たまに美女に変身する。自身の魔力が強すぎることから人間に姿を変えている。人間に興味はないが青年カムウディーとの出会いから考えを改める。

シャンティ 村長の娘。ヴリトラとの出会いで蛇神たちと仲良くなる。心優しい性格からインドラに利用されるが‥。

カムウディー 心優しい人間の青年。村一番の頼り者。

ヴァーユ 蛇神族の長老。ヴリトラが尊敬する蛇神の1人。

ヴリトラ。その名は「障害」「遮蔽物」「囲うもの」を意味する。蛇神族の1人である彼女にそう名付けたのは蛇神族の長老ヴァーユだった。

「ヴァーユ様、人間とは空気のような種族でしょうか‥?」

ヴリトラは人間に興味がない。蛇神族とインドラの戦いは何千年前からある。

ヴァーユ「ヴリトラよ、人間とは我々の想像を遥かに越えた種族だ」

ヴリトラ「あたしたちはインドラとの戦いに明け暮れてきました。人間との関わりがないあたしたちは‥」

ヴァーユ「うむ。しかし、人間とは長い歴史を持ちながらも叡智なる種族だ」

ヴリトラ「あたしたち蛇は不滅の生き物ですが、人間は有限の時間しか生きられない」

ヴァーユ「フォフォフォ。ヴリトラよ、人間を侮るでない。我が蛇神族の祖先も油断して人間に煮え湯を飲まされたのじゃ」

ヴリトラ「人間などに興味はありません‥」

ヴァーユ「お前もいつか心の清き人間に会うかもしれん‥」

ヴリトラはヴァーユの言葉に耳を疑ったがいつの日にか自分もそんな人間に出会うのだろう。その日までは‥‥。











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