終ワル二次創作 ラビリンス
登場人物
ロジーナ·カンナヴァーロ 主人公。魔法が使えない魔法使いの少女。チート能力を手にしたいと日々願う。
カフェ・コン・パンナ 大魔術師カフェ家の長女。親友ロジーナの良き理解者。
シェケラート·ヴァレンティーニ 魔女を蘇らせた若き女賢者。
ノルマーレ·テレジオ 美青年賢者。
ミシェル・ノストラダムス ホログラム技術で甦った予言者。ロジーナいわくわけわからんおじさん。
恐怖の大王。かつてそう言った予言者のおじさんが目の前にいる。
歴史上の予言者であるはずのノストラダムスが何故目の前にいるのか?
ノストラダムス「こんにちは!私はノストラダムス。よろしくネ」
魔法使いない魔法使いの少女ロジーナ·カンナヴァーロは最新の技術に驚く。
ロジーナ「ちょい待て。なんでノストラダムスが‥」
ノルマーレ·テレジオは自慢気に話す。
ノルマーレ「ホログラム技術であの大予言ノストラダムスを蘇らせたのさ。ちなみに世紀末のラグナロクでさえもこの予言者には分かる!」
ロジーナ「ノストラさん、なんで恐怖の大王が降って来るとか言ったんすか?」
ノルマーレ「少しは俺の話を聞きたまえ、ロジーナ!」
ロジーナの言葉にノストラが答える。
ノストラダムス「あれネー、実は欧州を恐怖させるアジアの大王が空路でやってくるという解釈でオスマン帝国の事だ」
ロジーナ「世間では北朝鮮のミサイルだとか隕石の激突だとか‥」
ノストラ「ノンノン。現代とか未来も含めて分からんのだヨ」
ノルマーレ「ロジーナ、俺も聞きたいことあるんだが‥」
ノルマーレはようやく蘇らせたホログラムのノストラダムスを見て失望する。ノストラダムスは自分と話すつもりでロジーナに見せたのだが。
ノストラダムス「ノルマーレさん、あんたもワシに聞きたいことあるかね?」
ノルマーレ「未来さ。ラグナロクっていう神話のやつ?例えば世界が滅亡するときに人間はどうなるのさ?」
ロジーナ「滅ぶ前提で話すのやめてくんない?」
ノストラダムス「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
さすがのノストラダムスもこれには答えられなかった。
なんだ。世紀の予言者も知らないことがあるのか。
ロジーナ·カンナヴァーロはチョコラート王国の名家の魔術師の家の娘として生まれた。幼い頃から祖母のドルチェ·カンナヴァーロはチョコラート18世に仕えていた最高の魔術師である。
逓信大臣ガブリエーレ·フリッザンテはいつも国家の一大事や次期国王選びにはドルチェを王宮に呼んでいた。
ばあちゃん、すげー。
あたし、ばあちゃんみたいな魔術師になるよ。
幼きロジーナはそう宣言した。
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