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終ワル 二次創作 蛇の花嫁

ヴリトラ インドのとある村の近くの森に棲む蛇神の少女。普段は神々に見つからないように幼い少女の姿に変身している。たまに美女に変身する。自身の魔力が強すぎることから人間に姿を変えている。人間に興味はないが青年カムウディーとの出会いから考えを改める。

シャンティ 村長の娘。ヴリトラとの出会いで蛇神たちと仲良くなる。心優しい性格からインドラに利用されるが‥。

カムウディー 心優しい人間の青年。村一番の頼り者。

ヴァーユ 蛇神族の長老。ヴリトラが尊敬する蛇神の1人。


村の美しい人間の少女シャンティは蛇神と人間の混血である青年アヤンと肌を重ねた。朝早く起きたシャンティは自分の髪や首にまだアヤンの口づけの余韻が残っていれば、と思っていた。

昨日の夜にはシャンティもアヤンも裸だった。

シャンティ「行くのね?邪神の里へ」

アヤン「うん。君も俺と来たら良いさ」


蛇神と人間の混血であるアヤンは魔力が皆無だ。

蛇神ヴリトラとパドマは長老ヴァーユの話を聞いていた。

ヴァーユ「人間の存在がここまで大きくなるとは‥」

ヴリトラ「アヤンは?」 

パドマ「ヴリトラ様、アヤンは一度蛇神の里を離れました。私達の敵です」

ヴリトラ「アヤンは半分人間だし人間の事情も知ってるから大丈夫よ」

ヴァーユ「ふむ。ではヴリトラの言う事に異論はないか?」

パドマ「ありません」

ヴァーユ「そうか」

ヴリトラとしては人間の存在はあまり危険ではないとヴァーユやパドマ達にきちんと伝えるつもりだった。

パドマ「私はヴリトラ様の言うことにも一理あるような気がします」

ヴリトラ「パドマの意見も聞かせてよ」

パドマ「先日アヤンが言ってました。ヴリトラ様のように可愛い蛇の神様もいるんだな、と」 

ヴリトラはアヤンが嫌いだった。

蛇神の里を捨てて人間の村へと帰ったからだ。

ヴリトラ「アヤン、あいつも頑固よね。パドマ、ヴァーユ様になんて言えばいいのかしら?」

パドマ「私はヴリトラ様の妹です。妹は姉に従うもの」

あんたも変に真面目よね、とヴリトラはパドマに言った。

蛇神も人間もいつか一緒に暮らせる日が来るのかもしれない。


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