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終ワル二次創作 ラビリンス4

ロジーナ·カンナヴァーロ 主人公。魔法が使えない魔法使いの少女。チート能力を手にしたいと日々願う。

カフェ・コン・パンナ  大魔術師カフェ家の長女。親友ロジーナの良き理解者。

シェケラート·ヴァレンティーニ 魔女を蘇らせた若き女賢者。

ノルマーレ·テレジオ  美青年賢者。 

ミシェル・ノストラダムス ホログラム技術で甦った予言者。ロジーナいわくわけわからんおじさん。

ジェラート ロジーナの部屋にいる人工知能が搭載された可愛い金魚のホログラム。喋ったり、知識があるので役立つがたまにポンコツになる。

金魚のホログラムにジェラートと名づけたのはロジーナだ。

友達のノルマーレからはロジーナに似て可愛くてポンコツだから、とのこと。家庭用ホログラムは22世紀では一般的に普及している。

立体映像が喋り、動き出す。

眼鏡やサングラスを掛けてゲームをしたり、メールができるスマートグラスも22世紀では一般的に普及している。

ロジーナもノルマーレもパンナもスマートグラスを持っている。

ペッパーズゴースト?

お風呂上がりでパジャマに着替えたばかりのロジーナはスマートグラスを掛けてノルマーレと通話をしていた。

ノルマーレ『ペッパーズ・ゴーストの仕組みは簡単に言えば、板ガラスと照明技術を使った視覚トリックさ。ネットでもたまに話題になる「錯視」現象を利用して、板ガラスに反射する物体の“影”を使って目の前の対象物を3Dホログラムのように立体的に浮かび上がらせる技術だ。正面からは立体映像であるように見えますが、3Dホログラムのようにどの角度から見ても立体的になるわけではないんだ』

ロジーナ『難しい話はあとにしてよ』

ロジーナはスマートグラスを外してはため息をつく。

ロジーナは夕飯を食べることにした。

ロジーナの部屋にいるジェラートという金魚のホログラムが喋りだす。

ジェラート『一日に必要なカロリーは年齢にもよります。体重・身長・年齢に応じた基礎代謝量を計算しましょう』

ロジーナは苦笑いしながらジェラートに言う。

ロジーナ「分かってるわよ!」

ロジーナはスーパーで買ったハムチーズサンドを電子レンジで温めて食べた。祖母ドルチェの作るサンドイッチは美味しかった。

ジェラートは泳ぐように飛んだり跳ねたりした。

ロジーナは幼い頃に大好きな祖母と2人で暮らしていた。

祖母が隠居したのは去年だ。祖母と2人でマンションに住んでいたが隠居が決まってからはロジーナは1人で暮らすことになった。

祖母は王宮で暮らしている。チョコラート王国で1番王様に信頼されている最強魔術師なのだから当然かもしれない。

ロジーナの身の回りの世話は金魚ホログラムのジェラートがやる。

料理は別にやらなくていいから、とロジーナはジェラートに頼んだ。

ジェラート『明日の魔法試験はAクラスになります。ロジーナさん、きちんと勉強しましょう』

ロジーナ「分かってるけど火属性の魔法とか無理無理!」

火の属性魔法は使えない。

火の属性魔法はパンナが専門家だ。

回復術もパンナから聞こうかな、とロジーナは思った。




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