【感想】奏章Ⅲ アーキタイプ・インセプション中編 【ヘイト注意】
*注意 この記事はだいたい愚痴と疑問です
2024 9月某日、待ちに待った奏章Ⅲの中編が解放されました。前編の世界観は魅力的だったので期待度MAXだったのですが、クリアしてもほとんど盛り上がれませんでした。以下にその原因を二つの要素から分析しようと思います。
要因①敵役に魅力的がない〜主にエレシュキガルさん〜
一番致命的なのがこれだと思います。
アンキ・エレシュキガルさん(以下エレシュキガルさん。呼び捨てにするほど親しみを感じないため)が中編のボスを務めたのですが、いくつかの要因から彼女に終始イライラしてしまいました。
要素① 強さの源がショボい
エレシュキガルの強さの源は二つあります。一つはサーヴァント・ユニヴァースにおける冥界を管轄していたこと。サーヴァント・ユニヴァース自体私はギャグ時空として認識しているので、それがいきなりメインストーリーに出てきて最強です無敵ですと言われてもイマイチ頷けません。
二つ目は別宇宙に由来するエレさんはエジソン・オルタが用意していた観覧車を用いたエネルギーを供給。この観覧車自体は別に肝入りの秘密兵器とかではなく、序盤にギャグっぽい雰囲気で描写された程度です。これが強さの源泉って言われても盛り上がらない…なくない?
しかもこの観覧車はほぼに描写もされないまま(BBが破壊を指示した程度)機能不全に陥ります。そこ対策してないのはボスとしてどうなのよ
要素② 思想に共感できない
今まで悪逆非道を尽くしていたボスの行動原理が実は深く共感できるものだった時、私たちは大きなカタルシスを味わうことができます。勇者王カマソッソとかまさにそのパターンですよね。
本編でムーンドバイ市民の2%を消滅させるわ、プロテアオルタをふいだま貫くわでやりたい放題やっていたエレシュキガルさんの行動原理は…
これ、ガワが美少女だからなんか「そうか君にも貫きたい信念があったんだね」みたいないい感じに収まりましたけど飛段みたいな狂人キャラだったり異形だったら気持ちよくぶっ飛ばされてますよ。
理屈として理解できないことはないんですけど、普通に不老不死の方が良くないですか?gdもその辺は私と同意見っぽいのですが、彼はエレシュキガルさんの蛮行を一切責めなかったので私が理解できていない文脈があるのかもしれません。めちゃくちゃ人類の敵かつ蛮行を働きまくってるのに「でもエレちゃんは可愛いから〜」みたいな感じで終始甘々な評価されてるのが気に食いませんでした。
最後のシーンは普通に自害を命じてた方が主人公に感情移入できましたね
エレシュキガルさん推しだったり読解力の高い方々なら別の感想になるかもしれませんね。
要素3 所々セコイ
あと
・一時自分を匿ったエジソン・オルタを利用して用済みだ死ねい、しようとしたら裏をかかれて逃げられる
・プロテアオルタを不意打ち&データセンターを人質に取って仕留める
結果的に、とはいえムーブがところどころ小物すぎます。バトルも難易度低かったし。エレシュキガルさん後編で株上げれそうですか?
要因②展開がちょっと歪じゃないか?
要素④秒速で片付けられるキングプロテアさん(偽)
暴走したプロテアをオルタの力を借りて倒す…まではいいのですが、その準備に何話も使ったわりに決着は3行ぐらいで終わりました。
「なぜこんなことに…」
みたいなgdの独白や後悔が挟まれることもなく「さすがプロテアオルタや 中南米出身は野蛮やのう」みたいな和やかな話題が挟まれて決着となりました。
せめて誰がor何のためにプロテアを乗っ取ったのか明かしてくれないとスッキリしないですよ。そもそもを言うと巨大になったことがそコマで強みになるんですか?
要素⑤盛り上がらない前作主人公覚醒
岸波さん、ジナコのピンチにかっこよく覚醒するのかなーとか思ってたら、割とどうでもいいシーンでサーヴァントのすがたに変身してビックリしましたよ
岸波さんが何できるのかはっきりとは分かってないんですけど、アーチャーを簡易召喚できるならプロテアの注意を引くくらいはできたんじゃないですかね?
終わり
以上でした。
後編見てないのに批評するのは違うと仰る方もおられましたが、ある程度期間を空けているのだからそれぞれの面白さと言うところも追求されると消費者としては嬉しいのです。
気が向いたら追記するかもしれません