元競馬記者による天皇賞・秋予想
阿部と申します。今年の2月まで日刊スポーツ新聞社で競馬記者をしていました。
現在は東京NSC30期生です。お笑い芸人の卵へと転身しました。
来年から芸人としてデビューするのです。
記者としての経験を活かした予想を皆さんにこれから提供していきたいと思い、このコラムを始めたいと思います。(謎の開始タイミングについてはスルーで)
「競馬記者辞めた今は馬券ダメなんじゃないの?」
そんな幻聴が聞こえてきました。(お薬確定か)
お答えしましょう。
「いいえ!!!!!!!!」と。(執筆中も大声で叫びました)
今秋はX(tabe_noX)にて予想を提供していました。
オッズが下がるのは嫌だったので、発送時刻にツイートする形にしていました(誰も俺のポストなんて見ていないのに)。
その結果、なんと3歳重賞の本命が4連勝を含む全連対を達成しました。
(秋華賞はポストを消したのではなく、そもそも予定があって馬券を買えませんでした)。
なので、有意義な予想を提供できると思います。ぜひご覧下さい。
また、私は腐っても芸人の卵です。
前段で芸人コラムを載せ、後段で有力馬を発表するという形にしていこうかと思っております。
どうぞご贔屓下さい。
コラム 芸人生活0年目の現状
「上手くもいってないし、かといって最悪なわけでもない」。
友達や前職時代にお世話になっていた人に「最近の芸人生活はどうなの?」と聞かれる。
一応NSC生(吉本興業の養成所生)は芸人ではなく〝芸人の卵〟という扱い。だが、そこは見栄を張りたいので敢えて言及しません。(同期には読まれたくない部分)
「上手くいってない」部分
最近は養成所で全然目立ってない。
6月には「セント条約」と言うコンビを結成。その時は僕が書いた漫才を褒めてくれる人がちょこちょこいた。(100%お世辞)
そのコンビは敢えなく解散。クラスを移ってからは、授業後に「面白かった」と言ってくれる人は極端に減った。その後2度コンビを組み替えるもパッとせず、今月上旬にまた解散。(バツ3です。お笑いヤリチン)。
今は、相方を探す段階にいる。人見知りで養成所に友達が多いわけでもなく、本当に0から人間関係を構築しなければならない。だから現状は「上手くいってない」。(お先真っ暗よ)
「最悪な訳ではない」の部分
作ったネタを講師に見せてスベったり、全然ネタが書けなかったり…。苦労は耐えない。だが、これは長い目で見ると成長していく為に必要な事である。(言い訳スタート)
競走馬で言えば、ダービー馬のワンアンドオンリーだって新馬戦は12着に敗れている。出だしの結果なんで関係ない。『養成所という名の新馬戦』を、ただの「経験」として置き換えればいいだけの話だ。(良いように言い過ぎでは)
それにこの世界に入る前に、この現状はなんとなく予想がついていた。
私は大学や他事務所でお笑いを経験していた訳でもない。ほとんど初心者で養成所に入った。競馬で言えば、未出走のヘヴィータンクが弥生賞に突然出走したようなものだ。(ヘヴィータンク事件で検索)
周りには「最初から目立つことなんて出来ない。10年はしんどいと思う」と言っていた。
見立て通りだった。流石自分だと思う。(キモい)
一長一短な現状だ。とはいえ、辞められない理由は数多く見つけられた。今は相方探しに勤しみ、この先長い芸人生活の下地を作っていこうと思う。過去の自分曰く、ここから10年は掛かるのだから。【阿部経済大賞】
競馬 元競馬記者による天皇賞・秋 予想
お待たせしました。本題スタート。
記者時代のように本命を1頭挙げる形でも良いのだが、印だけでは各馬のレベル差まで分かりやすく伝えることが出来ない。
そこで当サイトでは、馬をランク付けして発表することにする。ランクの目安は以下の通り。
A…本命クラス。または、穴馬で期待が高い馬。
B…ここから1頭馬券圏内に入れば嬉しいか
C…厳しいと思うが
D…今回は…
S…本命の中でも相当に自信がある時。
Sランクを出す目安は、自分がその馬に対して100万円を賭けてもいい時。中々出さないつもり。だが、今回いきなりSランクがいる。
ランク発表
天皇賞・秋のランクは以下の通り
S…リバティアイランド
A…レーベンスティール、ソールオリエンス
B…ドウデュース、ダノンベルーガ
C…ジャスティンパレス、ステラヴェローチェ、ホウオウビスケッツ
以上
本命馬 見解
リバティアイランドが勝つ。
イクイノックスが現役を退いた今、JPAの古馬中距離最強馬の座はこの馬だと断言出来る。
強調点は昨年と比較しての成長点だ。
調教を見ればすぐ分かる。1週前追い切りでは、栗東Cウッドで2頭併せを行った。
昨年同時期の調教では、鞍上が手綱を動かすのと比例するように脚を伸ばしていた。今年は違う。馬が自ら加速していき、鞍上がアクションを起こす前にグンとスピードを加速させ、並走馬を置き去りにした。
走り方のバランスも見違える程だった。上半身がリズムを刻んで走り、そのリズムにと同じようにスピードを段々と加速させた。
3冠牝馬の座に就いた昨年よりも、レベルアップを重ねている。これが何よりの説得になる。
距離も2000メートルがベストだと私は思う。
現在はJRAは、牡馬よりも牝馬の方が強い。また、牝馬の3歳G1馬は、怪我さえなければ古馬になっても長く活躍出来る。以上の点からも、この馬が勝つ未来がよく見える。
その他見解
対抗評価はレーベンスティール。
今回メンバーでリバティを負かすことが出来るのはこの馬だけだ。
圧倒的な能力馬が遂にG1で力を見せる。若駒時代に十分に間隔を空けながら成長を促したことで、使い減りがない。これが古馬で活躍する牡馬の必須条件だ。
香港ヴァーズ遠征では初の海外遠征で状態を崩し、それが新潟記念のパフォーマンスにも影響した。東京18、中山22と異なる能力が求められる2つの重賞を勝利してるあたりは、力がある馬だと言える。
前走オールカマーは内前有利のトラックバイアス。そこを差し切るあたり、他の馬には出来ないことをやってのけた。調教でも強い負荷をかけられており、G1を勝つための調整が出来ている。
ソールオリエンスは調教とレースのパフォーマンスが連動する馬だ。今回は絶好調だった昨春・皐月賞時の様な動きが出来ている。末脚を活かし、3着なら可能性があるのではないか。
ドウデュースに東京20は最適ではない。長欠明けのG1で連対がほぼない友道厩舎なだけに、ここは見送りたいが昨年以上に状態はいい。あって3まで。
ダノンベルーガは反対にこの条件が最適だ。人気もそれほどしないようで、これなら面白い。状態はまずまずといった感じだが、一瞬の切れ味を出せる点からも相手からは外せない。
ジャスティンパレスは坂路調整が気になる。個人的な妄想だが、前走は海外帰りで馬体が戻らなかった。そこから馬体が回復しないのではないかと思う。とにかく、今回は見送りたい。
馬券はリバティアイランドの単、馬単を中心に買う。相手レーベンスティールとの馬券を厚めに買いたい。
【阿部泰斉】
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