丁寧に暮らす
老いて、自由になる。
という平井正修さんというお寺の住職が書いている禅の本を読んだ。
育児には慣れてきたけれど、家事しなきゃ、買い物いかなきゃ、遊んであげなきゃ。と気づけば何かに焦っている。
赤ちゃんがいる母たるものはたぶんこうなのかもしれない。
でも、あれこれ動くうちに日常の暮らし全体がなにやら生き急いでる感じがしていた。
本の中で”帰復自然~きふくじねん~”という言葉が出てくる。自然に帰る。自然のまま日常を丁寧に心を尽くして生きる。
さらに最近わが家にある問題があった。ただ信じて待つタイプの問題で、自分で解決できないもの。考えても仕方がないそのことで頭はいっぱい。
その時に出会ったこの言葉が響いた。いまはとにかく日常を意識して丁寧に暮らしてみよう。
だから昨日は、ご飯を丁寧に味わった。
お風呂を気持ちよく丁寧に入った。
丁寧に掃除をした。
そのときそのときに集中して丁寧に過ごしてみたら、実際には焦っても焦らなくても時間は同じく過ぎるのに、時間がたっぷりある感じがした。
今晩は久しぶりに大好きな紅茶をいれてティータイムでもしようかな。