雄町

R6.5.23〜短歌・エッセイ・短編小説。

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R6.5.23〜短歌・エッセイ・短編小説。

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【エッセイ】僕のことを「スマホ」というあだ名で呼ぶ女性について書いてみた

先日、女友達と通話をしている時、つい「最近は短歌とエッセイに勤しんでいるんだよね。」という話をしてしまった。相手は綾という大学時代からの友人だ。僕は自分の短歌とエッセイに自信がないため、これまでリアルな友人には活動を隠してきた。しかし、その時はお酒も入り、気持ち良くなって思わず口走ってしまったのだ。幸いなことに彼女はnoteのアカウント名などは聞いてこず「私のこと書いた?」と聞いてきた。意外な質問に驚いたが、彼女のことは一度も書いてなかったので、正直に「書いてない。」と答えた

    • 【短編短歌小説】「家に着くまでが」の教え染み付いて敢えて各停選び余韻に

      暑苦しい。そう感じてハッと目が覚めた。そして、寝ぼけ眼のままエアコンのリモコンを手で探る。設定温度を18度まで下げ、風の強さは強風にした。万年金欠の俺にとってエアコン代は痛い出費だが、この夏の熱帯夜には敵いそうにない。冷水で顔を洗って歯を磨き、タバコを吸うためにベランダに出る。じっとりとぬるい湿った空気に嫌気がさす。次第にイライラは自分へと向かってくる。自分の惨めさに腹が立つ。俺には確かな才能がある。ただ、その才能は高校生の頃から眠ったままだ。軽音部の定期公演でナンバーガール

      • 【短編短歌小説】雨の日も雲の上には太陽があるよと米に黄身落とす君

        ピンポーン。チャイムが鳴る。間も無く、ガチャガチャと鍵を開ける音が聞こえる。ギィっと玄関のドアが開き、さっきまでも薄っすらと聞こえていた雨音が部屋全体に響き渡る。僕はベッドから体を起こし、耳栓とアイマスクを外した。遮光カーテンの隙間からうっすらと光が漏れている。玄関のドアが閉まり、柔らかい足音が近づいてくる。極端に人の生活音を嫌う僕も、彼女が奏でる音を聴くと脳全体が幸福感に満たされる。最近のJKは「メロい」という言葉を気に入って使うらしい。僕も使ってみていいだろうか。もうすぐ

        • 【エッセイ】高校生の頃、部活動の体験入部で少し迷った話

          高校生の頃、僕は部活動に青春の全てを注いだ。そう言い切れるくらいにはバスケットボールという競技に熱中していた。通っていた高校は県内で1番偏差値の高い高校だったが、3年間で勉強した記憶はほとんどない。一応、映像授業の塾に通ってはいたが、まともに受けたのは林修先生の現代文の講座くらいだ。おかげでセンター試験の現代文は模試でも本番でもほとんど点数を落としたことがない。現役時のセンター試験の国語の点数は186点だった。14点は古文と漢文で落とした。別に自慢がしたいわけではない。少し話

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        【エッセイ】僕のことを「スマホ」というあだ名で呼ぶ女性について書いてみた

        • 【短編短歌小説】「家に着くまでが」の教え染み付いて敢えて各停選び余韻に

        • 【短編短歌小説】雨の日も雲の上には太陽があるよと米に黄身落とす君

        • 【エッセイ】高校生の頃、部活動の体験入部で少し迷った話

          生きてます。

          生きてます。

          【短歌】6月9日から7月9日までの短歌

          「OL」 脳内でクリープハイプ爆ぜているイノチミジカシコイセヨオトメ 「パパ活」 孤独とか侘び寂びとかを愛そうよ金閣寺より銀閣寺でしょ 「クイズ」 天使問う「生きる意味とは何でしょう。まあ腰据えて考えてみて。」 「絶望」 僕の背をどんどこ押したあの曲がただのノイズに成り下がる夜 向日葵はいつか咲くから紫陽花よ今は涙を拭っておくれ 絶望は足して2で割り半分こいつも迷惑かけてごめんね 美しい歌で流れる涙あり生きてみようかもう少しだけ 「君」 ラブソング聴い

          【短歌】6月9日から7月9日までの短歌

          【日記】【計画】記憶障害になってました&7週間プログラムの行方について

          こんばんは雄町です。 7週間プログラムに関して1週間ほど前から更新が止まってしまっていてごめんなさい。実は「記憶障害」になってしまい、日記をつけることすら困難な状況に陥っていました。ある日、起きたら前日の午後の記憶が全てなかったり、ある日、いつも飲んでいる薬をなぜ・どのタイミングで飲むのかが分からなくなって混乱したり、とにかく記憶が不安定で、ここのところは家族に助けてもらいながら生活をしていました。今も数日前、数時間前の記憶があやふやな中このnoteを書いています。正直、記

          【日記】【計画】記憶障害になってました&7週間プログラムの行方について

          【計画】7週間プログラム13日目時点での目標

          おはようございます。雄町です。僕は適応障害、パニック障害、摂食障害などの精神疾患を抱えており、1月末に大学の卒論発表会を終えてから、仕事をせずに家で療養しています。6月28日から7週間プログラムというものを行なっていて、8月15日までの7週間で特にパニック障害の症状を改善させ、来年の公務員試験の勉強を開始できることを目標に頑張っています。理想としては、8月16日の時点で、朝から晩まで勉強してもパニック発作が起こらない状態まで持っていきたいです。これまでの2週間は約3日先までの

          【計画】7週間プログラム13日目時点での目標

          【日記】【計画】7週間プログラム8日目〜10日目の日記&7週間プログラム11日目〜14日目までの計画

          おはようございます。雄町です。7月5日の日記から書けていませんでした。ごめんなさい。今日は7月5日から昨日までの日記を軽く振り返り、今後の計画を立てます。正直あまり書く気がしません。元気が出ないというのが本音です。体がだるい感じがずっと続いています。 予定では、7月5日は「十分な休養を取る」ことを目標とし、7月6日は「部屋の掃除をする」ことを目標もし、7月7日は「ジムで運動をする」ことを目標としていました。が、結果的に、ほとんど達成できませんでした。まず、5日に十分な休養を

          【日記】【計画】7週間プログラム8日目〜10日目の日記&7週間プログラム11日目〜14日目までの計画

          【日記】【計画】7週間プログラム7日目の日記&7週間プログラム8日目〜10日目までの計画

          おはようございます。雄町です。今日で7週間プログラムの2週目に入りました。まずは昨日、7月4日の日記から書いていきます。 昨日は朝8:00頃に起床しました。そしてnoteを執筆し、昼12:00頃に昼寝をすることができました。そして、夕方までに「インターバルトレーニング」と「セルフマッサージ」を行いました。ここまではとても理想的な生活と言えます。ただ、夕方になってからは、どうも体調が優れず、パニック発作こそ起きないものの頭の疲労感と重たさを感じていました。そこで「セルフ足ツボ

          【日記】【計画】7週間プログラム7日目の日記&7週間プログラム8日目〜10日目までの計画

          【日記】何もない1日だったので最近詠んだ短歌を紹介&7週間プログラム6日目の日記

          おはようございます。雄町です。昨日の日記を書いていきます。そんなに内容がないので、短くまとめます。 朝4:00に就寝し、昼12:00頃に起きました。起床後はnoteを執筆し、「インターバルトレーニング」と「温冷交代浴」を行いました。夕方、ベッドで休んでいるとき、自然と眠りに落ちてしまい、起きたのが夜の23:00頃でした。よって「セルフマッサージ」は行えませんでした。昼寝をしたため、パニック発作は起きませんでした。良かったです。 実は今、他に取り組んでいることがあります。そ

          【日記】何もない1日だったので最近詠んだ短歌を紹介&7週間プログラム6日目の日記

          【日記】文学作品という形で過去の辛い経験を昇華させることに成功した話&7週間プログラム5日目の日記

          おはようございます。雄町です。昨日の日記を書きたいと思います。短くまとめて書きます まず、朝9時頃に起床しました。起床後は日光浴をして、noteを執筆し、その後は計画通りに「インターバルトレーニング」と「セルフマッサージ」を行いました。ここまではいつも通りです。昨日は加えて「セルフ足ツボマッサージ」を行いました。時間をかけてゆっくり行いました。それら全てを終えた頃には20:00近くになっていました。一昨日は17:00頃にパニック発作が起きましたが、昨日は20:00の時点でも

          【日記】文学作品という形で過去の辛い経験を昇華させることに成功した話&7週間プログラム5日目の日記

          【エッセイ】君のことを書く勇気を僕にください

          いつかは書きたいと思っていた。ただ、ずっと書く勇気が出なかった。 今日は「君」との話を書いてみようと思う。あまり長々と書くつもりはない。過去を振り返りながら淡々と文章にしたい。ただ、少しくらいは脚色させて欲しい。それくらいの権利は僕にもあると思う。 高校3年生の時に僕と君は出会った。君はとにかく美しかった。容姿は言うまでもないが、芯の通った性格も素敵だった。会話をする度に僕は君に魅了され、惹かれていった。僕にとって君は高嶺の花であり、君を自分のものにできるとは到底考えてい

          【エッセイ】君のことを書く勇気を僕にください

          【日記】「やってやろうじゃないか」パニック発作と我慢比べした話&7週間プログラム4日目の日記

          今日は7月2日、7週間プログラムの5日目です。まず、昨日の日記から書いていきます。体調の都合で、これからは次の日に前日の日記を書くケースが多くなりそうです。 まず昨日は6:00頃に起床しました。起きてすぐにnoteの執筆に取り掛かりました。集中して書き進めている時、急にしゃっくりが止まらなくなりました。息を止めてみたり、レモン汁を飲んでみたりしましたが、効果がありませんでした。諦めて、再集中して書き進めていると、気づいた時には止まっていました。あるあるですね。 正午を過ぎ

          【日記】「やってやろうじゃないか」パニック発作と我慢比べした話&7週間プログラム4日目の日記

          【日記】【計画】あの夏の日に味わった「気持ちのいい疲労感」を久しぶりに味わった話&7週間プログラム3日目の日記&7週間プログラム4日目〜7日目までの計画

          今日は7月1日、7週間プログラム4日目です。まずはじめに、 昨日、6月30日、7週間プログラム3日目の日記を投稿できなくてごめんなさい。昨日は、夜に日記を書いて投稿しようと思っていたのですが、夕方にいつもより激しいパニック発作が起き、苦しくて睡眠薬と頓服薬を多めに飲んで寝たところ、今日の朝方まで寝てしまいました。記録上は2度中途覚醒をしていたみたいですが、短い時間だったのでどちらとも記憶にありません。よって、昨日の日記から書いていきたいと思います。まず、一昨日までは生活リズム

          【日記】【計画】あの夏の日に味わった「気持ちのいい疲労感」を久しぶりに味わった話&7週間プログラム3日目の日記&7週間プログラム4日目〜7日目までの計画

          【エッセイ】【日記】「人生に勝ち負けなんてあってくれるな」と嘆いた話&7週間プログラム2日目の日記

          こんばんは、雄町です。僕は7週間で適応障害やパニック障害を改善させる試みを行なっている最中です。今日は6月29日、7週間のうちの2日目の日記を記します。まずはエッセイからどうぞ。 岡村という人物がいる。彼は僕と同じ小学校と中学校に通っていて、同じ部活動に所属していた。言い方が悪いことは承知の上だが、岡村は冴えないやつだった。運動も勉強も得意ではなく、友達も多くはなかった。それに対して、僕は部活動ではキャプテンをしていたし、小学校では学年で一番成績が良かった。そんな僕に対して

          【エッセイ】【日記】「人生に勝ち負けなんてあってくれるな」と嘆いた話&7週間プログラム2日目の日記