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HHKB Studioを買ってみた

お久しぶりです。ぱるむです。

一年半くらいnoteから離れてしまっていたのですが
2025年はnoteも復活したいなと思い、久しぶりに記事を書いてみます。
今年は月に1回はちゃんとnote更新していきたい。

#今年やりたい10のこと

タイトルの通りHHKB StudioというPC用のキーボードを購入してみたのですが
これがまた使いやすく、このキーボードを使いたいがために記事を書いています。

書きたいものがあるからキーボードを買ったのではなく
キーボードを買ったら書きたくなったのです。

さて、順序が逆転してしまうキーボードとは一体どんなものなのか。
ガジェットに詳しくない一般人の私ですが
購入するまでの経緯と合わせてHHKB Studioをご紹介します。

HHKBのざっくり紹介

HHKBとは

HHKBとはHappy Hacking Keyboardの略である。
ハッカー(プログラマ)の効率のために考えられたキーボードで
馬の鞍のように、PCが変わってもキーボードだけは長く使い続けられるようなプロダクトである。

HHKB Professional Hybrid Type-S なるキーボードが巷で人気らしい。
身近で使っている人は見たことがないが…

HHKB Studioとは

HHKB Studioとは、HHKBシリーズの中で比較的最近(2023年10月25日)に発売されたキーボードで、従来絶大な人気を誇っていたProfessionalシリーズとは大幅な変更を行った、完全に別系統のキーボードである。

メイントピックスとしては、トラックポイントの追加、ジェスチャーパッドの追加、メカニカルスイッチの採用がある。
それぞれの紹介は記事後半で行なっていく。

キーボードを買うまで

そもそもなぜキーボードを買おうと思ったのか

仕事でPCを使うのだが、会社支給のキーボードを使っていると
退勤する頃にはいつも手から肩にかけて疲労感が凄かった。
それから、キーボード右側に置いてあるマウスまでがいちいち遠いなあと
思い、小さめの疲れにくいキーボードが無いかと探し始めたのが始まりです。

キーボード探しの旅、開始

ガジェット系の知識は全然無いので
とりあえず「キーボード 疲れない 小さい」とかで検索してみる。

メンブレン→PC付属のキーボードは大体これ。安さで勝負
パンタグラフ→ノートPCのキーボード。薄さで勝負
メカニカル→打ちやすさとカスタマイズ性で勝負
静電容量無接点→極上の打ち心地。兎に角値段が高い。

大きく分けてこんな種類があるらしい。
疲れにくいキーボードが欲しいのでメンブレンとパンタグラフは却下。
メカニカルか静電容量無接点で探す。

次にサイズについて。

TKL→テンキーレス
WKL→TKLから更にWindowsキーが無くなる
60%キーボード→TKLから更にファンクションキーが無くなる

などがあるようだ。
どうせ買うならよりコンパクトなものが良いのだが、ファンクションキーや Windowsキーが無くなるのは困る気がする。

コンパクトキーボードを使っている先人のブログなどを読み漁ってみるが
何やら特殊操作が多くなるらしい。

せっかく買うなら、コンパクトで見た目のいいキーボードが欲しいよねー。

さてさて、ここまで調べている中で、件のHHKB Studioなるものを発見した。
キーボードの真ん中についているポッチでカーソル操作が出来るらしい。
マウスキーも付いている。

あれ?マウスまでの距離を近づけたかったけど、一体化してれば0距離で最強じゃね??と気づいてしまった私は、このキーボードを詳しく調べてみることにした。

HHKB Studioの紹介

HHKB Studio 公式HPより

テンキーどころかファンクションキーもない潔さ。(困るなあ)
真ん中に鎮座するトラックポインタ。
4辺をなぞって操作できるジェスチャーパッド。

なんだこれ面白いぞ。

US配列ってなんぞや。
ほえー。無変換キーとかが無くなるのか。普段からスペースキーで変換してるから要らないな。
この無駄を削ぎ落とした感じ、かなり気になる。
使いこなせるのかの疑問も残る。

JISキーボードはキートップに仮名文字が印字されているのがなんともダサい。
かな入力は慣れれば爆速とは知っているが、どうにも50音の配置が覚えられない。
かな入力しないのであれば、いっそ印字がない方が、見た目がすっきりしていてよい。
HHKBはJIS配列でもかな刻印が無いのがかっこいい!(見た目しか見とらん)
でもキーがみっちり入っててなんか満員電車みたいで…。

ここで便利なサービス見つけた。

レンタルを発見!

https://geo-arekore.jp

なんとゲオで2週間5000円でレンタルできるらしいと知った。
しかも、後で公式サイトから購入するときに値引きまでしてくれる。

お膳立ては十分だ。意気込んでレンタルを申し込んだ。
間違ってJIS配列を借りた。あほや。

間違ってしまったものはしょうがない。2週間たっぷりと高級キーボードを堪能するしかない。

2週間後、私の手元にはHHKB Studio (US)があった。
しかも無謀にも無刻印。
いよいよ使用感含めて真面目にレビューしようと思う。

HHKB Studio US 無刻印のレビュー

なぜUS配列の無刻印モデルを選んだのか

私が2週間の試用を経て実際に購入したのは、US配列モデルである。
JIS配列で試用した感じも悪くはなかったのだが、不必要なキーが多く見た目が好みでは無かった。何より私の小さな脳みそでは、キーは少ければ少ないほど良かったのだ。(実際皆さんも触った事ないキーとかありません??)
HHKBは後述しますが、USでもJISでも普通のキーボードと違う特殊配列になっているが、ネット上ではUS配列こそがHHKBの真髄であるというコメントも散見されたのも、US配列を購入する決め手の一つとなった。

あとは何より変わったキーボード使ってるのカッコよくね?という厨二心で。

HHKB Studioの特徴

詳細な性能や機能は識者があちこちで公開してくれているので、私なりにHHKB Studioのお気に入り機能と活用方法を解説していく。

まずは特殊な配列。これはStudioに限らず他のHHKB全体に言えることだが、
コントロールキーの配置だ。JIS版Mac同様、コントロールキーはAの左隣に鎮座している。通常のキーボードであれば、コントロールはWindowsキーの横など、最下段に位置している。Aキーの左隣といえば、左手小指で押しやすい一等地である。コピーや保存、検索や印刷など、ショートカットでコントロールは多用するが、この一等地にあることでショートカットが劇的に押しやすい。
私のPC環境は、仕事でWindows、プライベートでMacを利用している。どちらもJIS配列の普通のノートPCである。
このHHKBのコントロールキーの位置が、実はJIS配列のMacと同じ位置なのである。
MacではCommandキーとのショートカットが多いため、効率的な恩恵は少ないのだが、Commandキー(Windowsキー)の位置がJISのMacと同じため、Macユーザーからすると慣れ親しんだ配列で使いやすい。

次にトラックポイント。ホームポジションのど真ん中に鎮座するポッチ。
これを操作することで、マウス操作ができてしまう。右手を一々マウスとキーボードで行ったり来たりさせなくて済む。もちろん慣れるまではマウスのような繊細な操作が難しかったのは事実だが、慣れてしまえばマウスがいらなくなるほど便利だ。Fnキーとの組み合わせでスクロールも出来るのでブラウジング時もこれで十分だ。
ただしAppleのトラックパッドよりはやはり使いにくいので、長時間のブラウジングなどキー入力が少ない時はトラックパッドを使用している。

そしてマウスキーもしっかりとついている。上記のトラックポイントと組み合わせてマウスとして使えるのは勿論、私は日本語入力とアルファベット入力の切り替えに使っている。めっちゃ便利。(日本語配列の筐体を購入すればこんな工夫も必要ないのだけれど…)

最後にジェスチャーパッド。
筐体の側面を撫でることでスクロールしたりタブ切り返したり出来る機能である。
正直この機能はなくても良いかなというのが感想である。細かい操作ができないのが辛い。ブラウジング中に少しだけスクロールしようと思うと、思ったよりも先まで進んでしまう。結局トラックポイントを使ってスクロールするか、キーボードショートカットで画面を送っている。

まとめ

ここまで色々機能を喋ってきたが、何より見た目と打ちやすさが心を掴んで離さない。これまでの人生で触ってきたキーボードはノートPCのキーボードがほとんどである私。単体キーボードは学生の頃に学校で触った記憶しかない。
薄いキーボードに慣れていたつもりだったが、一度HHKBを使うともう戻れない。
疲労感が桁違いなのである。

そしてHHKB独自の特殊配列も、一度慣れてしまうとこれ以外考えられない。
導入する際の唯一のデメリットは、他のキーボードが使いづらいと感じてしまうことだ。価格の高さ(HHKB Studioは4万円越え)は問題にならない。長く使えることと、入力効率の上昇、なんならキーボードに触れたいが故に仕事を進める状況を考えれば実質タダである。
会社では会社支給のキーボードを使わなくてはならない場合など、勿論お勧めできない方も多くいるであろう。

そうでなければ是非一度は触っていただきたいキーボードである。

たかがキーボード、されどキーボードである。

追記:この記事書いている間にキーボード沼に片足を突っ込んでしまったようで、自作に手を出してしまいました。やっぱりコスパ的にお勧めはできないかもしれないです()

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