転職初日を迎える前に

いよいよ、明日転職初日を迎える。

これが2回目となる転職初日。
緊張してるのか?でもそわそわはする。

明日は、緊急事態宣言の延長に伴い、なかなかイレギュラーな初出勤となりそうだ。それもあってそわそわ度が高まってるのかもしれない。

そわそわしてる今この瞬間を覚えておきたいから書いてみる。

思い出すのは最終面接で社長に逆質問したときのこと。

「もし、御社から内定を頂けたら、入社までにこれだけはしておいて欲しいことってありますか?」

この会社から内定をもらいたい人間の切なる気持ちが存分に伝わる…ような気がする。

気になる社長の答えは
「会社に入って実現したい夢や目標を考えておくこと。なんのためにこの会社入ったんだっけ?を明確にしている人は強い」

確固たる意志。ビジョン。
私にあるようでなかったもの。

(そうか、今まで面接に通過するためのビジョンは持ち合わせてたけど、入ってからどうしたいかあまり考えてこなかったかも…)

当たり前のことを言われただけなのに、はっとした自分がいた。

前にも書いたような気がするが、次に入社する会社ではオウンドメディアのコンテンツ制作兼ライター職に就く。

ユーザーにとってモノ選びを押し付けるのではなく、選ぶ過程を楽しんでもらえるような誠実なメディア。

私はここで何をしたいんだろう、何ができるんだろうと考えたときに、想起させるのはゼミで学んだこと。

「短期的な視点よりも、長期的な目線で物事を考えること」

「広告を出しまくり、消費者に疲弊させて購入を促す今の経済は本当に正しいのか」

「稼ぐ、儲けることが悪ではない。だけど、それだけでいいのか?社会にとって付加価値をつける人間とは?」

特に、「長期的な視点を大切にすること」
これはゼミに所属した2年生から大学卒業まで一貫して学んできたことだ。

そして、一番心に響いた学びでもあった。

そうだ。私は、この会社で、このメディアで、
「長期的な目線で考えたときに、誰かのモノ選びを後押ししたい」そうなりたいんだ。

自分が書いた記事は、すぐには誰かに届かないかもしれない。でも無理に買わせようとしなくていいんだ。

去年10月からWEB広告で記事を書いていたときに、ずっと疑問視していたこと。

それが記事の鮮度。その鮮度は長くても1ヶ月くらいで、あとは疲弊してしまう。食べ物に例えるならWEB広告の記事は刺身だ。

一方で、次のメディアは華々しさはあまりない。きっとバズることも早々ないと思う。でも、誠実なメディアだからこそ鮮度が落ちることもないんだろうな。例えるならさばの缶詰といったところだろうか。

私は誰かにとって、さばの缶詰のようなコンテンツや記事を作っていきたい。刺身のような華々しさはないけど、家にあるだけで安心するような。困ったときに食べればいいやと思えるような。消費期限に迫られて嫌々食べられるより、必要なときに食べてもらいたい。

しかし、もし社長に入社してからどうなりたい?と聞かれて「缶詰のような人」と答えたら、百発百中で「は?」と言われそうだ。

入社早々にそんな扱いは嫌なので、「長期的なコンテンツを作ること」を目標にしよう。

ここまで「長期的」をキーワードにしといてアレだが、短期的な目標も実はある。

コーポレートサイト内でのインタビューを受けたい。インタビューで話せる内容ないのに……実現したらひっそり喜びのnote書こうかな。

初めての場所に飛び込むのは勇気がいる。

大丈夫かな?これでよかったのかな?と思う気持ちもゼロではない。

でも、間違えてたっていくらでもやり直しがきくことは2回に及ぶ転職活動でよくわかった。

目の前のことを精一杯行いつつ、自分のことも大切にしながら毎日過ごそう。

それでもやっぱりそわそわする。今日の夜ちゃんと眠れるか心配だ。景気付けに夜は缶詰でも食べようかな。

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