「結婚の決め手」ってなんだろうね、将棋でもあるまいし。

私ごとで恐縮ですが、2020年2月29日に兼ねてからお付き合いしていた彼と結婚しました。

結婚記念日は2人の思い入れの日、でもなんでもなく、「閏年が結婚記念日って誰とも被らなそうじゃない??」という悪戯心(?)でした。

「4年に1回しか結婚記念日来ないじゃん!!」と言う人も中にはいたのですが、4年に1回盛大に祝えばよくない?お付き合いした日は年に1回来るし…というか他人の結婚記念日に口出す時点で野暮じゃない…?スタンスでいます。

結婚記念日問わず、人の選択に否定形でしか入れない人はなんて寂しい人間なんだ。

前置きが長くなりましたが、いつか結婚のこともnoteに残しておきたいなって思っていたので、今回もつらつらと書き進めていきます。

入籍直後、色んな方々からお祝いのメッセージやプレゼントを頂いてとても嬉しかったです。

メッセージを頂いて数回やりとりしたあと、必ずといって聞かれたうちの一つが「結婚の決め手」

特に1年以上お付き合いしている恋人がいる方によく聞かれました。

質問された後に判明したのですが、なんと私、彼らが望むような答えを全く持ち合わせていませんでした。

きっと、彼らが求めていた答えは、「なんらかの事件(??)が私たちのもとに起こって、なんやかんやで解決(???)して、もうこの人しかいない!!と断言できたエピソード」だったんだと思います。

でも私が夫(未だに照れますこの呼び方)と結婚したいと思ったのは、「好きだから」「一緒にいたいから」「この人との生活が楽しいから」という日々の積み重ねで得たことでしかなくて。

あれれ〜おかしいな〜〜?とコナンくんばりの甲高い声が出そうになったのですが、よくよく考えたら分かりました。

私と夫の結婚は、恋人関係から2段、3段と階段をかけ上がっていくようなものではなくて、ゆる〜〜〜いスロープを登っていくことに過ぎないのかな、と。イメージ的にはパステルカラーのグラデーションです。(伝わるかな…)

その考えに至った理由として、私たちの付き合い方が大きく作用していると思います。

私たちは付き合った当初、お互い一人暮らしでした。付き合ってからの週末はどちらかの家にお泊りするようになり、4分の1同棲みたいなことを続けていました。

私が新卒で入った会社を退職後は、彼の部屋に入り浸ることでほぼ同棲生活を送り、2社目に入社するタイミングで本格的な同棲生活がスタートしました。

「一緒に暮らす」流れが淡いグラデーションみたいにゆるく段階踏んでいったんです。

もし、これがお互い実家暮らしのまま付き合ってたらグラデーションの様にはなっていなかったと思います。

そして、同棲生活→結婚も特別に生活が一変することはなく、ゆる〜〜〜く上り坂を登っているという現状です。

子供が産まれたら必然的に階段ダッシュ!!!くらいにはなると思いますが、今のところ手すりがついた緩やかな上り坂をぺちゃくちゃお喋りしながら登っている段階です。(?)

「結婚の決め手」って本当になんなのでしょうね。

将来のことなんてさっぱり分からないし、それなら今目の前にいる好きな人と今を一緒に生きたいなって思う派なので、

「この人と結婚してもいいのかな…?」という人に対して、何も答えてあげられなくて歯痒いです。当人同士の事情を何も知らない私が、自論を押し付けても意味ないですもんね。

でも、人生にドラマを見出すことも憧れますが、結婚はそのあとも続く生活・暮らしなので、あまりドラマチックなことを追い求めすぎるのは違うのかな?とも思います。

人それぞれの価値観があって当然ですが、地続きの生活を第1に考えて一緒にいたいと思った夫との生活を大切にしていきます。

なんだか決意表明みたいになってしまいました…。余談ですが世界が落ち着いたら、絶対に新婚旅行に行きたいです。新婚旅行は少しだけ、日々の暮らしとは違った非日常な体験をしてみたいと心の中で思っています。


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