ツドイ文庫で夏生さえりさんを拝んできました。
雨が降りしきる東京都内。
そんな雨をものともせず、勇み足で
とある場所へと向かっていた。
青山ブックセンターだ。
6月30日にちようび。
青山ブックセンターでツドイ文庫という
素敵な催し物が開催されていた。
初めて参加したツドイ文庫。
ツドイ文庫といえば、第一線で活躍されている
クリエイターの方が持ち寄った古本を販売するという最高イベント。
しかも、実際にクリエイターの方が
そこに、そう私の目の前にいらっしゃって、
本を購入すれば直接手渡ししてもらえるのだ。
イベントごとに疎い私が、この素敵イベントに
出逢えたのは夏生さえりさんのツイートを
みていたから。
憧れの夏生さえりさんと話せる機会かも!
もし話せなくてもさえりさんがお持ちだった本を買えちゃうなんて光栄すぎる!!!
と、我ながら感服するくらいのミーハー心で
表参道へと向かったのだった。
ただ、青山ブックセンターが近づくにつれ、
動悸が激しくなっていった。
元々手に汗をかく方ではないけれど、
手汗がこれでもかというくらい湧き上がっていた。自分で書いててもきもちわるいけど致し方ない。
「緊張する…。」
そう、わたしは緊張していた。
今まで生きてきた中でそれなりに緊張する瞬間は多々あった。受験や就活面接。ステージにあがってスピーチ。好きな人に告白。
ただ、「憧れている方に直接会う」という
経験は今まで一度もなかった。
芸能人やアーティストなどにハマってこなかったわたしは、ライブやイベントに行ったことがない。
所謂「推し」(ご無礼を承知で申しあげております…)に人生で初めて会い、しかも言葉を交わせるチャンス。緊張しないわけがなかった。
青山ブックセンターに到着して、深呼吸。
あまり目立った会場案内の看板はなかったけど、この時のわたしは第六感働きまくっていた。
いざ会場へ。
場内をぐるりと見回す。
思ったより人が少ない。
奥のテーブルにやたらお綺麗な方いらっしゃるな。
あ
そうだ
絶対
夏生さえりさんだ!!!!!
あの時のわたしは「脇目も振らずコンテスト」があれば優勝間違いなしくらいの勢いで、
さえりさんがいらっしゃる方へ向かった。
最初なんて声をかけたらいいか、
というか声なんてかけてもいいのか戸惑ったけど、
「いつもみてます」
「前撮りのお写真お綺麗でした」
は言えたような気がする。
吃っていたかもしれないけど、
ちゃんと人間語として通じていたような気がする。たぶん、おそらく、メイビー……
そしてさえりさんは本当にさえりさんの
文章から伝わってくるほがらかで穏やかな方だった。
私がドギマギしてても、
絶対にへんな顔をせず、
にこにこと話しかけてくれた。
慈悲深い。
人生において慈悲深いという言葉を
使う時がくるなんて。
また、会場に着く前にチェックしていた
さえりさんのツイート。
そこにはさえりさんの書籍を購入すれば
サインして頂けるというお宝情報。
「さえりさんのサインが欲しいので買ってもいいですか…」
というミーハー心丸出しな私の申し出にも、
にこにこと応えてくださった。慈悲深い…
↑頂いたサイン。なんと名前まで。自分の名前が過去最高でキラキラしていた。
『やわらかい明日をつくるノート』を書き進めて、ゆくゆくはさえりさんみたいにやわらかい人になりたいな。
それからもちろんさえりさんの古本を購入した。大切に大切に読み進めていきたい。どんな本を購入したのか、それはさえりさんとわたしだけの秘密だ。(すみません本当すみません…)
それにしても、憧れの人の存在って凄い。
お会いするだけで汗だくになった。
会話ももったいないことにほとんど覚えていない。
それでも、会えて良かった、話せてよかった、わたしもこんな人になりたいなって強く想わせてくれる。
この前は時間の都合で行けなかった
トークショーのイベントがもし今後あれば
行ってみたいな。
次回はあまり汗だくになりませんように。