短期離職で得た3つのコト
あっという間に月日が経って、
前回の投稿から約半年が過ぎてしまった。
この半年間で2つ変わったことがある。
1つは、入籍したこと。
結婚については別の記事で書きたいなと思ってる。
2つ目は、2回目の転職をすること。
今回はこちらをメインに書き進めたい。
前回の記事では新しい職場に入って、
どこか思うことがありながらも奮闘している様子が伺える。
それなのに、なぜまた転職?と思うかもしれない。早すぎない?大丈夫??とも。
これを書いたら言い訳に思う人ももしかしたらいるかもしれないけど、前職は「WEB業界未経験」という肩書き(?)を払拭するための場所に過ぎなかった。
社会人になってからWEBライターになりたい!!という想いが過熱していた。だが、当時の職は法人営業。WEB業界での経験も知識も無いから、おもしろいくらいに書類選考が通らなかった。
特に自社メディアのコンテンツ制作をしたいと思っていたけれど、現実はそうも簡単にいかなかった。
転職活動を始めてから半年経っても、中々思うような結果が得られない私は、「それならWEB業界に多少なりとも身を置いてから、再チャレンジするしかあるまい…」と、今思えば無謀な賭けに出たのだった。(この賭けが外れてたらどうしてたんだろう)
そうして入社した会社が、前職のWEB広告制作会社だ。
前回の記事でも多少触れたが、主にWEB広告の記事制作を担当していた。その時も、「これは次の転職に使えるぞ」と半ば打算的に業務を遂行していたのだった。私が私の上司なら頭引っ叩きたくなるくらいの打算女だ。
そんな打算女(字面が凄い)は、3ヶ月経過した時点で、やっぱり自社コンテンツを作りたいと思うようになる。
今思えば、「WEB広告」という性格が自分の性格に合わなかったのだと思う。
以下にWEB広告と私が合わなかった点を列挙した。
・数打ちゃ当たる精神
・CV獲れればそれで良い
・丁寧に記事書くよりユーザーを焦らせろ。そして買わせろ精神
・とにかくユーザーを下に見がち
・誰も本当に良いと思って記事を作ってない
・雑な日本語、画像が良しとされる
うーん、書いてて思ったけど、WEB広告の性格というより単なる前職場の特徴だ…
商材の在庫状況なんてこれっぽっちも知らないのに、「在庫僅か」「今度いつ入荷するか分かりません」と書き続けることに嫌悪感を持ったのは確か。
「こんな誰に役立ってるか分からない記事を量産して何になるんだろう…?」と考えるようになった。
そして、誠実なメディアでコンテンツを制作したいと再度強く思うきっかけにもなった。
当初の予定では1年ほど続ける予定だったものの、入社後たった3ヶ月で再び転職サイトに登録。
こんな短期離職でも功を奏した私の人生2度目の転職活動について聴いて欲しい。そう、ようやく本題に入る。
①かつて書類選考で落ちた企業からスカウトが届いた
1回目の転職は、早く会社を辞めたすぎて闇雲にエントリーしまくるという反省点があった。
そこで、2回目の転職は自分の軸と少しでも離れた会社にはエントリーしないと決めていた。
求人を見ては、もうWEB広告はやだ(経歴上よくオファーが届いた)あれも違うこれも違うだのを1週間くらい行っていたある日。一通のスカウトメールが届いた。
そのスカウトメールには、コンテンツ制作を募集している旨やユーザーファーストなコンテンツを制作していると書いてあった。
正に私のやりたいことだ!!!とテンション爆上がりになりながら企業名を見て、少し目線をずらし再度見た。俗に言う二度見だ。
本当にびっくりした。1回目の転職時に、「ダメ元で…」と応募し、あっさり書類でダメだった企業からスカウトメールが届いたのだった。
スカウトメールを見る限り、転職サイトで登録してある履歴書・経歴書は見たので、書類選考はもう既に通過しているとのこと。
たった数ヶ月間WEB業界にいただけで、こんなに書類が通りやすくなるのか〜と驚いたことを今でも覚えている。
②直接的にアピールすることができた
1回目の転職の際、面接でも苦労した。新卒就活の時は、ES通れば面接余裕〜♫くらい面接は得意だったのに。
理由は簡単で、新卒と中途では評価する点が違うというただそれだけのこと。いくら第二新卒といったって、入社してからのイメージが即湧かなければ、面接通過は難しい。
私は異業種からの転職だったので、余計にそのイメージをもたらすことができなかったんだろうなと今なら分かる。
いくらそれっぽいことを言っても、あちらも面接のプロなので「なんかそれっぽいこと言ってんな」で終了してしまう。
だが、たとえ3ヶ月の在籍でも、「WEB上で記事を作成した経験」が私にはあった。そうなると、面接官側も働くイメージを持ちやすい。
働く上で大切にしていることなどを聞かれたが、共感してもらえることがとても多かった。
あれだけ「こんな記事、誰かの役に立っているのだろうか」と思っていたが、自分のキャリアアップには役立ったのかもしれない。ここでも打算女発動である。
③ライティング技能検査が前回の転職時と比べて高評価だった
実は、スカウトをもらった会社以外に1社自己応募していた。無事に書類選考→適性検査→1次面接を突破し、ライティング課題の提出を求められた。
その会社と同グループの会社を転職1回目の際に受けていたが、同じく1次面接後のライティング課題であえなく撃沈した。
当時は休みの日も就業後の僅かな時間も惜しんで書き上げた課題が、あっさり不合格となってしまい、それはそれはショックだった。
そして、また不合格になるんじゃないか…?と若干のトラウマも発動していた。
課題を書き始める前に、前回落ちた記事がパソコンのデスクトップに保存されていたので開いて見ることにした。だが、すぐ閉じた。
「よくこれでライティング試験を突破できると思ったな…?」という凄まじい出来だったからだ。
1年前は「よくできた!これで合格!」と思った記事でも、1年後に「…え?」となるような記事がここにある=自分成長しちゃってるのかも?
などと半ば強引に自分のことを立て直しながら、記事を書き上げた。
その結果、合格。
あれほど怯えていたライティング試験を突破して、最終面接に呼んでもらうことができた。
結果的に、よく吟味した上でこの企業は辞退してしまった。でも、本当に自信に繋がった良い経験だった。採用ご担当の方、有難うございました。
たった半年の在籍期間だったが、得るものはたくさんあった。
人によっては、もしかしたら遠回りだと感じる人もいるかもしれない。それでも、次のキャリアを考えるうえで必要な半年だったと胸を張って言える。
大好きな夏生さえりさんが、「迷った時は、わくわくした方を選ぶ」とおっしゃっていた。
私はわくわくした方を半年かけて選ぶことができたのだ。それだけでも自信を持とう。
次の職場は、3年くらいかけてブラッシュアップしてきた夢を実現できそうな場所。
何をしたいのか、何をすべきなのか、もう一度考えていこう。
常にわくわくした方を選んでいくぞ、と決意を新たにした次第です。