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沖縄県恩納村旅行記⑥Gala 青い海とアメリカンビレッジ 沖縄の天然と人工物の比較

Gala 青い海

沖縄の海と風、食べ物、生産物を一か所で体験できるオススメのスポット。
風景と海、風は無料であるが、生産物の体験と食事には金がかかる。
金額はベラボウに高くはない。
ただし、いちぶの生産物はお目目が飛びでるほどに高いものが展示されている。
ちいさいお子様をつれてガラスや陶器を眺められるのは。

Galaのちかくにある石垣をのぼり海をながめると視界いっぱいに蒼と緑、岩でつくられた素敵な風景がひろがる。
ざんねんながら、食事をとるスペースからは海岸などは見れない。

そのかわりに、近距離を飛ぶヘリコプターやレーダーをつんだ飛行機などを見ることができる。

食べ物屋さんは、沖縄そば、ハンバーガー、ピザ、クラフトビール、そのほか軽食などがあった。
ハンバーガー屋さんには、アメリカの軍服をきたひとたちが、たくさん吸いこまれていった。
そうそう、外国のかたのほうが、日本人よりおおかったように思う。
たっぷりとスペースがひろいので狭苦しく騒がしいとかんじることはなかった。

定番の沖縄そば。麺は丸くほそめ。
豚よりもカツオ出汁をつよく感じられた。
さっぱりとしたスープで食べやすい。

たしか、すごい健康効果のモリンガをねりこんだ沖縄めんの冷やし中華。
ミンチも島とうふがつかわれており、ビーガンでも食べられるのか?
シークワーサーの小皿がついてきており味をかえられる。
麺はなかなかに苦かった。

ふわふわのかき氷。
氷に練乳、もしくは生クリームが混ぜられているように濃厚な味。
シャリッとした氷ではなく、しっとりとした口あたり。
知覚に過敏でない、おっとりとした冷たさ。
南国の果実は、チョモランマのようにつまれた氷のなかにも、しっかりと貯蔵されている。
味は濃厚、果物の甘味しっかり。けれども冷たいからか、サクサクと食べることができた。

ガラス製品や陶器をうっている店もある。
ざんねんながら、店内は撮影禁止。
有名な作家さんの作品が展示されており、買うことができる。
お金さえあれば、何個か欲しいと思わされた作品があった。

あとガラスのコップ造りも体験されていた。

シママースの商品をいくつか買う。

遊びとしては、スキューバダイビングができると店と、乗馬ができる店がある。
スキューバダイビングの店員は、ペラペラと英語をはなしていた。
HAHAHA,と笑いあっておられた。
横で聞き耳をたてていたおれは何を話しているのかまったく分からず。

おれたちは馬にのることにした。
5分で2000円以下。
とくべつなコースとして、海のなかを歩く乗馬もあるそうだ。
馬にのって海に進入するのは愉しいのだろうか、とおれは思った。
波打ち際を駆け抜ける暴れん坊将軍ごっこは、たのしそうだなと考えた。

馬糞ひとつも落ちていない陽気でオープンな牧場。
ここちよい波風がふいているが、馬独特のほし草のような香りが満ちている。
これだけ開かれ、風がふいていても香りは残るのだなと思った。

乗馬中は怖くて、撮影するヒマなし。
高い場所から、直接に馬の鞍にのるので小学五年生の子でも乗馬できた。
あとは、お姉さんがゆっくりと馬をひいてくれるので、鞍のうえで大仏のように固まっていれば乗馬できる。

馬の背は、おもったより高く。視界がとおくまでのびた。
馬の背からみた水平線は、すこし近くなっているように感じられた。

馬に見送られながら、Galaをでる。
食事できる。工芸品つくりにも挑戦できる。海に潜れる、馬にものれる。
一か所でいろいろな体験ができる。
風景もとてもよい。風もきもちよい。いろいろと我がままな旅人のニーズをみたしてくれるGala。

アメリカンビレッジ

沖縄の土地にとつじょとして現れるカラフルな建物群。
それが、アメリカンビレッジ。

無秩序、無法図、色彩感覚の崩壊。
一見すると、心がわきたち、うきうきはしてくる。
けれども、ひとがおおすぎる。
店のなかの通路はせまいのに、罠にかかる小魚のように通路に群がり混雑している。

そして、あちらこちらに映える撮影スポットがある。
うしろの人間のことを考えもせず、巨尻で通路をふさぎ子どもの撮影にふける親。
10人ほどの女性グループが300円ほどの花かざりをひとりひとり買い、長蛇の列をつくる。
スマホをたてかけ、3人そろって阿呆みたいに踊る姿。
低俗で軽薄な曲を大きな音で巻きちらしながら走りまわるハイエナのような軽自動車。

ここでしか買えないお土産があるそうだ。
それを買いにやってきたわけだ。
ざっと見渡すと、ここでなくとも売っていたようなお土産があった。

そうそう、いまの沖縄にいくと、みんながみんなオリオンビールのTシャツをきている。
生後6か月ぐらいの子どもから、お腹のでたおじさん。カップルや若者たちのグループまでがオリオンビールのTシャツをきていた。
また、空港ではオリオンビールのトートバッグまで売られており、いそいそとお土産をつめこんでいた。

これだけ、アメリカンビレッジの悪口を書きつらねがらも、ある商品に眼がひきつけられる。

おれは、エコバックを買っていた。
おれも、どこか心がウカレポンチだったようだ。
ただ、Tシャツは別の店でも見たが、エコバックは売られていなかったはず。

わーわーみんなで騒ぎたいひと、映える写真を撮りたいひとたちにはおすすめのアメリカンビレッジ。
ゆっくり過ごしたいおっさんは、二度と足をふみいれることはないだろう。


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