名前がまりだからマリ共和国に行った?肩書きのない自由人間、まりさんのPOOLO LIFEストーリー【卒業生取材】
こんにちは!トラベルクリエイターのたーぼーです!今回はいつもお世話になっている「POOLO JOB」と同じ系列であるコミュニティ「POOLO LIFE」の卒業生について少し記事を書かせて頂きます。
「POOLO LIFE」とは旅をテーマに作られたオンラインスクールです。ここでは「自分の人生、今後どうしていこうかな?」と将来の人生設計を真剣に考える大人たちが集まり、今後のライフデザインを真剣に考える場所でもあります。
ですが「POOLO LIFEにはどんな人たちがいるんだろう?」「そこで何を得られるんだろう?」と気になりますよね。そこで今回はPOOLO LIFE6期の卒業生であるまりさんという方にインタビューをしました。
まりさんは自分の名前と同じ名前のマリ共和国へ行ったり、24歳という若さにしてブランドの起業をしたりと経験豊富な方です。そんな彼女がなぜPOOLO LIFEに入ったのか、そして彼女は一体これまでどのような人生を歩んできたのか。
そんな謎多きまりさんの経歴や活動に迫りました。
ーー簡単な自己紹介をお願いします。
本名は黒田茉莉。愛知県出身です。新卒で医療コンサルの会社に就職し、訪問診療の業務を経験しました。1年半働いた後に退職した後はふるさとワーキングホリデーという制度を使いながら国内を旅した後に、マリ共和国へ行ってきました。
ーー楽しそうな生活ですね!なぜマッサージなのですか?
知り合いの勧めでもみほぐし屋で働いてた経験があったのと、学生の頃の原体験から「自分の手で周りの人にも幸せを与えたい」と思っていました。そのために手軽に出来るのがマッサージだと思い、始めました。
ーー素敵なビジョンですね!何かきっかけとなる原体験があったのでしょうか?
元々私は学生の頃から自分の手で誰かのお手伝いをするのが好きだったんです。大学時代はNPO法人のボランティア団体に所属して国際協力、環境保護、地域活性化、子ども教育支援など多岐に渡る社会問題と触れ合うことでその気持ちがより一層強まりました。
ーー社会問題にも興味関心があったのですね。
私が小学生だった頃、東日本大震災が発生してそれまで当たり前だった日常が急に変わってしまった感覚があったんですよね。その時から「被災地の人たちに何か出来る事はないか」と考えてたんですが、当時まだ小学生だったという事もあり募金活動しか出来なかったです。
ーーそれが1つの原体験だったのですね。
時が経ち、大学生になってもまだその気持ちを持っていたのでボランティア団体の活動に携わっていました。そこで色々な社会問題を知るようになり、自分にできることは何かを考えた時にマッサージが選択肢に上がってきました。丁度最近行ったマリ共和国で仲良くなった日本人がマッサージサロンをオープンしてて、軌道に乗ったら一緒にやろうと言ってくれました。
ーー前職のお仕事について詳しく教えてください。
大学生の時、ソーシャルビジネスのインターンシップという形でケニアに行った事があったので就職活動をしている時は漠然と「アフリカに関わる仕事がしたい」と思っていました。当時所属していた国連フォーラムという団体にも似たような志を持っている人が居て、実際にケニアにも行ってきて、間近で体感していたので、貧困の地域に仕事を生み出せるようになりたいなと思っていました。
当時は戦略コンサル系を考えていたのですが、ある時から自分の強みとは違う分野だと思い始めました。そこでとあるNGO団体の話を聞いて「必要な治療が受けれない子がたくさんいる」と知りました。その後、就活中に見つけた医療コンサルの会社のミッションに共感し、入社することを決意しました。
ーー実際に働いてみてどうでしたか?
医者のサポート、訪問診療、多職種との日程の調整、運転、診療準備など業務内容は多岐に渡っていて、診療以外の業務に携わっていました。色々な経験が出来て面白かったです。
ーー在宅診療の仕事を通じてどんな経験が得られましたか?
社会人としてのマナーや言葉遣い、電話対応力なども最低限学べたと思います。しかし最も印象的だったのは「人の最後を看取る経験」ですね。家族ごとに違うのはもちろんですが「亡くなった人の生き様」を沢山見させて頂いたので、それを繰り返していくうち「自分が死ぬ時、どういう死に方をしたいか」という事を問う経験となりました。なので今は「死ぬ時に後悔の少ない選択を出来るように」という事を意識して行動しています。と自分が最後どう死にたいかすらも考えるようになりました。
ーー退職後は何をしていましたか?
念願だったマリ共和国に行きました。小学生の頃から国の存在を知っていてその当時は「自分と同じ名前の国があるんだ」くらいの認識だったんですが大学の頃友達がアフリカに行ってるのを見て明確に「行きたい!」と思ってました。また、マリに行ったら何かやりたい事が見つかるのではないか?と直感的に感じて行く事にしました。
ーーそんなマリさんがPOOLO LIFEに入った理由は何だったのでしょうか
学生の頃「世界を旅する女子が輝くコンテスト SHINE」というイベントに参加した事がありその時にTABIPPOさんにお世話になったというのもあるのですが、たまたま流れてきたインスタグラムの広告でLIFEの存在を知りました。
それを見たのが丁度仕事辞めるタイミングで不安があったし、突然1人になるのは怖いなと思っていたので「同じような志を思った人と繋がりたい」と思っていました。退職したら自由な時間も増えると思ったので、人生を問い直すタイミングにも丁度良いなと思っていました。
もちろんお金の心配もあり迷いましたが、入らなかった時の未来を考えると怖かったし何より直感を大事にしたかったので勇気を出して入る事にしました。
ーー実際に入ってみてどうでしたか?
心理的安全性がすごい高いコミュニティでした。同期の皆さんがとにかく優しかったです。自分に合いそうな人を紹介してくれたり、困り事を相談するとすぐ返ってきたり、ミーティングに参加する度何か褒めてくださったりしてたので自己肯定感はとても上がりました。
ーーPOOLO LIFE卒業前と後で何か変わったことはありますか?
気持ち的に生きやすくなりました。それまでは「これでいいのかな」という不安がありました。でも同期の皆さんが後押ししてくださったお陰で「この選択に間違えはない」と思えるようになりました。 今は自分の選択に後悔はありません。どんな選択でもそこから学べることは絶対あるし、失敗も学びだから次に活かせると確信しています。
私は「ああすれば良かったな」と考えるのが嫌いです。でもあの当時まだ気持ちに迷いはありました。だから入る前はその考えにまだ確信が持てなかったけど、LIFEに入った事でよりこの考えに自信が持てたので今は迷わず「これで良かった」と言えます。
ーー今後のビジョンについて教えてください
マリ共和国に行った経験から自分のブランドを立ち上げました。ブランドの名前は「Chiwara」です。これはバンバラ族が農業やお祭りごとの時に使うお面の名前で、カモシカがモチーフになっているんです。
ーー自分のブランドを立ち上げるなんてすごいですね!具体的にはどんなものを販売する予定ですか?
今は、ブランドの設立に向けて日々奮闘していて楽しい毎日を送っています。マリ共和国の伝統工芸品を日本人の手に取りやすくする工夫や、どのように商品を販売するか試行錯誤しています。販売するのは『ボゴラン』というマリ共和国の伝統的な泥染め。この泥染めには魔除けの効果があると言われているんです。またボゴランのシュシュ、ブックカバー、ポーチなども販売予定です。
形態としてはイベント出店で自分のお店は持たないというスタイルで行きたいと思っています。出店段取りなど大まかな事は進めているんですがレイアウトなど細かい事はこれから着手しようと思っていますね。
ーーPOOLO LIFEに入りたいけど、迷っている人に伝えたい事はありますか?
一言で伝えるとしたら「POOLOを見てピンと来たなら、きっと面白い世界が待っている」という事ですね。私も頭で悩む時ももちろんありますが、最終的には直感に従って動いているのでこう表現しました。
自分の過去を全てオープンにした状態で話せる仲間が出来るし、それまで気付かなかった自分の過去とも向き合うので過去を思い出すきっかけにもなりました。迷っている人はぜひ自分の心に従ってみることをお勧めします。
ーー編集後記
選んだ道を正解にするという意思の強さと、自分の信じた直感に従って行動する素直さを兼ね備えたまりさん。その結果、漠然と行きたいと思っていたマリ共和国に行く事が出来たり、心から楽しいと思う事で独立をしようと挑戦しています。
皆さんは日々直感に従って行動しているでしょうか。忙しない日常に追われ、自分の小さな夢ややりたい事を忘れてしまうという事は誰にしもあると思います。POOLO LIFEはまりさんのような熱量の高い方々と共に自分と向き合えるコミュニティです。
ぜひまりさんのように、自分を見つめ直す時間を作ってみませんか。
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