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もう旅はしたくない。

2023年12月から2024年4月の間まで僕は行き先を全く決めてない旅をしていました。丁度1年前の話です。

「旅」と聞くと皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?

楽しそう
自由そう

そういうイメージを持たれる方もいると思いますし、事実僕もそう思ってた時期があります。でも言いたいことは

もう旅はしたくありません。


いや、厳密に言えば予め期間を決めた旅ならこれからもやっていくだろうけど、いわゆる

「一生旅してます!」
「またしばらく旅に出かけます!」

みたいなことはもうやらないと思います。


予め断っておくと別に「旅が好きな人」「憧れがある人」のやってる事を否定したいわけではありません。そういった道があるのも素晴らしいことだと思うから



1.本当にやりたいこと、成し遂げたいことに集中できなくなるから

旅で辿り着いた「神奈川県湯河原町」に来てからは、ゲストハウスを拠点としたコミュニティの運営や一つの地域が持つ良さ、抱える課題、そして個人が抱える課題。また安心した場所で人が自分を表現するということ

そういったものに自然と惹かれていきました。

そうすると、関心は「旅」というよりかは「人」「居場所」「表現」に変わっていき、そういった分野で何かできることはないかと思い、こうして文章に思いを打つようになりました。

しかし、旅をするとどうしてもそういった活動に集中できなくなってしまう。浮き足立ってしまうからです。


2.非日常は日常によって彩られることに気付いたから

僕は繊細な性格とは裏腹にヒッチハイクという手段で全国各地を回っていました。それは知らない人や世界をもっと体感として自分の中にインプットしたかったから。

そうして気付いたことがあります。こういう環境は全て日常の頑張りによって成り立っていると。

もしみんながいきなり非日常を求め始めたらおそらくヒッチハイクの難易度が上がります笑。だって乗せてる人は日常を生きている人たちがほとんどだから

だったらシフトチェンジしてもいいかなと思いました。ずっと同じことをやってることほどつまらないものはない。


3.どこか不安定さに耐えられなくなったから

24歳ともなると少なからず将来の不安もありますし、仕事やライフスタイルも今後どうしていこうと考える機会も増えました。

それだけじゃない。そもそも気候や予定外のことにも常に対応し続けなきゃいけなくなる。お金がないから寒空の中野宿するしかない時だってあった。
もちろんこの経験のおかげで柔軟性がだいぶ身についたし、のちにちゃんと思い出話になるから良いのだけど

「結局おうちでほくほくしている時が一番好き☺️

なので「もう寒空の下で寝るのはごめんだー!!」って思ってます笑


4.今年関わったヒトやモノ、バショに愛着が沸いたから

今年は

「自分の中が【好き】が明確に作り上げられた年」

でした。それまで抑えてた感情をこれでもかと思うくらい出して、行きたいところにはちゃんと行き、真剣に人と関わり、見たことない景色が見れた1年。


その結果

「どこに行ったらいいか、どこにはもう行かなくていいか」

はだいぶハッキリしました。

それまでは逆に「好き」という感情が若干乏しくて、「どうやったら好きになれるかわからない」が強かった。


ある意味それを作りに行ったのが去年の旅だったんです。

「あてのない旅をするなんて、、!!」

って色んな人に心配されましたが、狙いは達成されたので結果オーライです。ただ「好き」という感情を明確に理解しつつあるので、ただそういう意見はごもっともだと思うのでもうやりません笑


結論:でも旅は人生の大きなピースとなった。

お世辞にも綺麗な旅をしてたとは思えないけど、人生を振り返ってみると

「そういう時期もあったし、その旅のおかげで今があるんだ」

と言えるくらいには濃い2024年でした。まだまだ不安もあるけど、ここで出来た軸を形にできる2025年にしていきます!


あ、ちなみに「知らない世界を知りたい」という欲求は未だにあるので旅はしなくてもヒッチハイクは来年もします笑





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