自然療法の素晴らしさはどう広がっていくか?
日曜放映されているテレビ番組で、上沼恵美子さんの「クギズケ!」というトーク番組があります。きのうのゲストは藤岡弘さん。藤岡さんは、スーパーでモノを買うときに添加物表示を見て、ときにはお子様にも添加物の恐ろしさをお話しされたり、ちょっとした切り傷なんかではアロエを貼ったりなどの方法で自己治癒(という言葉を使われていました)をされるらしいのです。その話がお子様からの苦情として紹介され、上沼えみちゃんの話術で、スタジオは笑いに包まれていました。
このように、自然療法は、一般的にはその真価ほどの評価を得ていないものだとつくづく思います。
私は一時、「きのう高熱でたけど、青梗菜敷いて寝たから治ったよー」なんて、その素晴らしさを身近な人に積極的に語ったりしたこともありました。ですが奇異な目で見られることの方が多いと気がつき、積極的に話すのはやめました。自然療法が広まるのはいいことだと思うけど、病院に行くことで安心して治している人たちに対して、私が責任を取り切れるものではないので。
身近な人が困ったりしているととっさに自然療法で助けることもあります。
「風邪のひきはじめはりんごのすりおろしを茶碗いっぱい食べたら治るよ」とか、
「痩せるにはやっぱり玄米だよ」とか、
「奈良の酵素風呂めちゃくちゃいいよ」とか、受け入れられそうなことを小出しにして伝えることもあります。
私自身も、はじめは自然療法の本に書いてあることが信じられませんでした。こればかりは体験しないとわからないものです。自然療法で治癒に向かう時というのは、副作用がなく、傷口もつくらず治癒に向かえるこの上ない心地よい方法なので、広まってほしいとは常に願っています。
西洋医学も私たちの生活には欠かせないもので、特に緊急時には随分と助けられるものですから、どんな人も西洋医学と東洋医学、自然療法の選択肢を持つべきだと思うのです。
奈良イオンハウス(奈良の酵素風呂)の90歳越えのオーナーは初めてきた人にはひたすら優しいし、断食しろとかびっくりするようなことは決して言わない。でも、何度か通って顔を覚えてもらったら、健康指導が本格的になっていき、最近私はマニアックなことも教われるようになりました。いいと思って通い続ける人には伝わることがある、ということだと思うのです。
『家庭でできる自然療法』の本は、何の宣伝もされないのに37年で1000版という超ロングセラーです。この本が必要な人に届いていく、そのこと自体が自然のパワーなのかも知れません。そして、いないように見えても意外と身近に、自然療法をしている人はたくさんいるのかも知れません。