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日常の中の祈る場所

まだまだ暑いけど、秋の花、コスモスが咲き始めていました!


外国旅行で見た祈りの風景

だいぶ前、フランスに行ったとき。
観光名所だったかと思うのですが、ある教会へ。
薄暗い教会の中、有名なステンドグラスなどを観ながらぞろぞろと周囲の通路を通っていきました。

そんな観光客が通り過ぎていく通路とは別世界が、真ん中のエリアに。
長椅子に座って一心に祈っているひとたち。
まわりのざわめきとは無関係に、自分と、たぶん神様との世界にいるのだなと想像しました。

そのときにとっさに思ったのは、いいな、でした。
こんな風に、一心に祈ってみたい・・と、なぜか思いました。

また別の祈りの風景

別の機会、インドネシアで。
インドネシアはイスラム教徒が多い国。日に何度か、お祈りの時間があります。

手と足を洗って、メッカの方向を向いて、地面に伏すように祈ります。
毎日、1日に何度も、全身で祈る。
繰り返して、体に沁みこむ祈りなのかなと想像します。

ラマダンという、イスラム教の断食の風習もあります。
約1か月の間、日の出から日の入りまで、断食をします。
暑い国なのに、日中に水分取らないのは大丈夫なの?と心配になりますが、断食時間以外にたっぷり摂取しているのでしょうか。

私も興味本位で1~2日だけ断食に挑戦。
なんだか、食欲を自分でコントロールする訓練のような。
アンガーマネジメントにも似ている気がしました。
これを1か月続ける精神力はすごい!

毎日のお祈りと、断食と。
自分はイスラム教徒と、自然に沁みこむような人生の時間なのだろうなと感じました。

自分は仏教徒?

実家が仏教だったので、自分も自然にその習わしに従って生きてきました。
お寺に行ったり神社に行ったり。
でも、仏教の教えについてはよく知らない・・。

なのに最近、仏教にちょっと興味が出てきました。
きっかけは歴史小説。
主人公の武士が、道に迷いそうになるときに、お寺に行って禅問答をするのです。
問いをもらって、それに対してうんうん考えて、ぶつける。その繰り返し。
その中で、自分の考えを研ぎ澄ませていく。
生活の中の禅問答って、こういうことなんだと初めて知りました。

こちらも、仏教について興味深かった本。
ラマ僧に扮した主人公が中国大陸の奥深くまで旅していく物語。
※ネタばれありですmm

密偵として潜入するのに、僧のふりをして旅していくうちに、仏教の教えを体験し、僧そのもののようになっていく過程が描かれていました。
瞑想を技術として体得していく場面、修行として歌の練習をする場面など、僧の修行の場面が具体的でとても面白い。

そして、お金も持ち物もほとんど持たず、欲もなく、ただ生きて満ちている状態になっていく。
そんな主人公の姿が、これこそが悟りの姿なんだなあとよくわかりました。

これまで、生活の中の習わしでしかなかった仏教が、心につながってきた感じ。
そうすると、ヨガをやっていても、心がどこかにつながる感じもします(影響されやすい)。

仏教について分かっていないことだらけですが、毎日の中で静かに祈る時間、持てるといいな!


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