![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60792829/rectangle_large_type_2_aa54472d462af0f3873c2fd8224b25a1.jpg?width=1200)
オリーブオイルと体の関係
エキストラヴァージンオリーブオイルは、近年日本でもオリーブオイルソムリエの資格などの人気が出て来たこともあり、今ではその名を知らない人はいないほど認知度の高いオイルとなりました。
オリーブオイルは
オレイン酸が主成分で、分類的にはオメガ9系の油になります。また、必須脂肪酸であるオメガ3系や6系のリノール酸やリノレン酸も含まれています。
7割ほどはオレイン酸です。オレイン酸は、善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールだけを減らす効果があると言われています。
悪玉コレステロールってどうやって増えるの?
高コレステロール、高エネルギーの食事をしている人は悪玉コレステロールが増えやすい体になります。動物性油、乳製品などを多く摂取すると血中の悪玉コレステロールが過剰に増え、それが酸化して血管の中に付着して血管を防いでしまい、結果動脈硬化などの病気を引き起こしてしまいます。
そもそもの食生活で高コレステロール、高エネルギーの食事ばかりをしないように気をつけることがもちろん大切なのですが、もしそのような食生活が多い人は、エキストラバージンオリーブオイルを取り入れることをお勧めします。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、悪玉コレステロールを減少させるだけでなく、善玉コレステロールを増やす働きもあります。
オリーブオイルと動脈硬化や心疾患に関するデータは世界的にもたくさんあり、中でもよく知られているのが「地中海型食生活」です。
地中海地方、特にオリーブオイルを主とした食事が多いクレタ島などでは、動物性の脂を多く摂取するフランスなどの国に対して、圧倒的に動脈硬化や心疾患の患者が少ないということが分かっています。*
また、オリーブオイルには便秘を解消する効果もあります。
オレイン酸などの一価不飽和脂肪酸には、腸の動きを促進させる効果があり、特に小腸で吸収されないオイルが大腸まで届き腸壁で潤滑油となり便秘が解消に繋がります。
便秘解消のためには、毎日スプーン1〜2杯を目処に、同じタイミングでオリーブオイルを摂取してみてください。朝の空腹時、朝食前に摂取すると腸の動きも活発なため吸収率もよく効果的です。夕食時に摂取する場合も、食後よりは食前の空腹時の方が、満腹中枢に働きかけ食べ過ぎも防ぐ効果が期待できます。
ただ、注意して欲しいのは前回の記事でも述べたように、良質のエキストラヴァージンオリーブオイルを選択することです。精製されているピュアオリーブオイルは精製の過程で酸化が進んでいるため、できれば世界基準を満たしているエキストラヴァージンオリーブオイルを摂取するようにしてください。
他の食品にも言えることですが、摂取しすぎは禁物です。あくまで食品で医薬品ではありません。体に合わないと感じた場合は摂取をやめてくださいね。
私のオススメのオリーブオイルの食べ方は、オリーブスパイスとオリーブオイルを混ぜてパンにつけて食べたり、サラダにかけるなど。この組み合わせは本当に最高ですので是非お試しくださいませ!