【エッセイ】これからだね
「これからどう幸せになるか。」
そんなことを考えていた矢先に、いくつもの大きな出来事が起こり、自らの人生について考える時間が増え、このVTuber業界について考える時間が減った。
例のごとく全て起こったことの内容が詳細に語れないことばかりだ。
さて、語れるとすることを書き記すなら、同窓会が先日あった。先生欠席、男子のみ、さらには少人数と三拍子きたが、これが案外にも楽しかった。
やはり同級生の中には結婚しているもの、
婚約しているものもいるもので、
幸せそうにしている様子を見てこちらも嬉しくなり、反面結婚への羨ましさが増した。
人生の先輩方には「結婚だけが幸せではない」ということを何度も教えられてきた。
しかし、我が家系を見据えると、それはすでに身を持って知れていることではある一方で、逆に
「自分の代で結婚をして不幸になるのは辞めにしたい」
「自分は幸せな家庭を築きたい」
と幼少期から思うようになっていた。
人によく「古月さんは達観している」といった言われ方や「若いのに」みたいな話をされることが増えてきている。
しかし、私からすれば、5歳には人生のある程度の諦めをつけるような話を聞かされていたわけであるから、達観するのも当たり前だ。
私は自らの今の生き方に「やけを起こしている」という表現をする。
本来人生において様々なことを諦めなければならない楔から目を背けているだけなのだと思っている節があるからだ。
「自分の代で結婚をして不幸になるのは辞めにしたい」という考えも、あらゆる楔からもがいているにすぎない。
そんなことを思っていた。
しかし、少しは大人になり、その楔を破壊出来るのではないかと知恵がついた。
この楔を壊す。そして、ようやく自分の人生を歩めるようになる。これが新たな目標だ。
退職、転職、結婚、楔の破壊。
全部こなして、幸せになりたい。そう思う。