#2022年上半期Vtuber楽曲10選 古月の場合
多忙につき、全くもってちゃんと楽曲を聞けていない現状。さて、この状況で10選なぞ出来るか? といった具合ではありますが、やっていきましょう。2022年上半期Vtuber楽曲10選。
1. Hello, Morning(Orchestra Version)/Kizuna AI
個人的にはアレンジでありだったらこれを真っ先に出さなければと思いました。このキズナアイラストライブで披露された「Hello, Morning(Orchestra Version)」はラストライブ終盤でパフォーマンスが行われました。「Again」が披露されたのちに、歌い始めたスリープ前最後の「Hello, Morning」。今までの「Hello, Morning」とは、重みが全くもって違います。バーチャルYouTuber楽曲で、これまでにないブラスの重厚感あるサウンド。そしてぴょこぴょこを翼にどこかへと飛び立つ姿。5年の歩みがここにはありました。
2.星鏡/.LIVE
私はウェザーロイドからみはじめ、キズナアイの登場に可能性を感じ、電脳少女シロのサイコパス発言から沼に入り、"あのとき"のアイドル部が大好きだったバーチャルYouTuber/VTuberのファンです。
正直、今の.LIVEを直視出来ているとは思えません。ですが、この楽曲の「在り方」というのものに私は涙を流しました。
この楽曲を聞くたびに今でも目がうるうるとします。何度聞いてもです。
ロックの要素を含んだアイドルストーリーソング。どこにでもいそうで、いなさそうなMVでの彼女たちのビジュアライズ。
何をとってもこれは.LIVEの歩みを刻み、思いを載せた楽曲なのだろうと思います。
3. Dear…/かしこまり
もうちょっとだけ懐古厨させてください。2021年にRe:AcTに所属を発表したちゃんまり。今回の楽曲では、その後一時休止したのちにリリースされたもので、これまでの歩みについて歌っています。ファンのことを思う、彼女なりの想いが込められています。
4. snowic/東雪蓮
バーチャルとリアルの関係性を追求するスタイルでライティングをしている私ですが、Vの宴でようやく知ったのが東雪蓮さん。チル系を中心に楽曲を出していますが、snowicは前半はチルが鞘強い一方で、後半はフューチャーポップに。優しい歌声に合わせて少し体を揺らしたくなる。そんな素敵な曲です。
5. 祈り、鳴り、終わり /小宵、渚乃奏
正直に「Up-to-date」と迷いましたが、ちゃんとオリジナル曲を紹介したいので、こちらを。全体を通して、サンプリングを基調としたポエトリーになっています。ポイントはタイトルに沿ったストーリー。気持ちをリーディングするよりもストーリーテラーのように物語をかたりかける。
読みも歯切れよく、ボーカルメイキングもしっかりされており、サンプリングとのバランスもいい。
物語に耳を傾けている中、サンプリングに耳を傾けさせるように仕向ける描写は他のポエトリーでは中々ない演出なのではないでしょうか。
主役は小宵さんの読み手でありながらも、ちゃんとバックサウンドも脇役にならず主張し、同調する独特なこの音楽をぜひともきいてほしい。
6. Dream for you/七草くりむ
もっとVTuberの作ったインストトラックがもっとあってもいいと思います。
くりむさんのDream for youはボーカルがなくても音楽として素晴らしいものです。低音がガッツリきいたベースに、ミニマムさのあるシンセ。こういったVクラでふと流れるような曲が増えてほしいです。
7.From my Dream /shiroAN
shiroAN、なぜ流行らない!?
聞いてくれ、この曲を。
あんこをイメージした企業系VTuberなのですが、なぜだか彼女のメイン活動はあんことは一切関係ない音楽。しかもゴリゴリのバーチャル音楽の文脈から影響を受けた曲ばかり。等身大の女性さを載せたFrom my Dreamは中でもおすすめ。
8.ビイドロマヨのつかいかた/浮遊信号
最高だった。Vの宴現地。ビイドロマヨのイントロ聞いた瞬間に大興奮でした。浮遊信号のロックさが1番出ているんじゃないかと思います。浮遊信号らしいシンセの使い方をしているのにごりごりのバンドサウンドが混ざっているのが心地いいし、何よりも心が揺さぶられる。
MVの2000年代さのある録り方もツボ。もう何もかもエモい。
9. だが大丈夫バーチャルお寿司がいれば/sumeshiii a.k.a バーチャルお寿司
結構こう聞いてコンテキストが様々と散りばめられてサンプリングされているのが面白いんですよこの曲。しかも結構ゴリゴリにヒップホップのコンテキストも入ってるから見つけるために聞くのも飽きないです。フローがB-DASHやスチャダラパーを引用しているので、普段あまりこういった曲を聞かない人でも「あれ?」とひかっかがる部分はあると思います。
10.境界のアラマルシア/柚子花
冒頭は割とアイドルソングのような構成なんですが、段々とエレクトロポップやフューチャー系らしい要素が出てきて、顔色を変えるようにシンセが入ってくるところが好きですね。彼女のアイドルさを残しつつ、エレクトロのよさを出しているのがめちゃくちゃ絶妙なバランスを保っているんですよ。
さらに最後はベースラインをフェードアウトさせて終わらせる流れにしているので、しっかりとVクラで使われることも意識されていると思います。
もっと流れてほしいですね。
最後に
もっと音楽を聴く時間が欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!