【ネタバレ注意】「 #somunia4thAnniv がすごかった話」をしたい
【ネタバレ注意】です。かならず4周年記念配信を見てください。
本文は古月個人記したものです。万が一修正が必要な個所、記事の取り下げの依頼などありましたらば、TwitterのDMまでご一報をお願いいたします。
ここのところsomuniaがアツい。ソなんですよ、やっぱ。
活動が頻繁にあまり出来ていなかった昨年を取り返すどころか、倍返しにするかの如く。熱い。この記事では具体的に一番熱い部分が詳しくは言えない。とりあえず、4周年配信を見てほしい。
somuniaとは
somunia、通称「ソ」とも呼ばれる彼女は「インターネットのどこかにある部屋で歌っている」バーチャルシンガーとして活動している。
ハイトーンを得意にしたクリアな歌声。外見やしゃべり方でかわいいと思われる一方で、どこかカッコよさがある。バーチャルシンガーとしてトップランナーの1人として4年以上活動を続けてきた。
nyankobrqさんとYacaさんとの共作である「twinkle night feat.somunia」はバーチャル音楽シーンにおいてはアンセムの1つにも数えられ、2021年にラストナイトとなったクラブイベント「VIRTUAFREAK」では何度もかけられ、歌われ、リミックスが流れた。
そんなシンガーとしてキャリアを積む彼女だが、YouTubeでの活動を始めた初期では活動の一環として、物語形式の動画を多数投稿していた。
2021年はあまり活動が出来なかった
2021年のソと言えば、半年にも及んで更新が出来なかった時期があるなど、例年に比べるとあまり積極的に活動が出来なかった年でした。
4月には「落ち着いてリリースが出来ない」としていましたが、6月に彼女がプロデュースするアパレルブランド"Niar"を発表した際に彼女は活動とブランドを押し出すことについて「申しなさを感じた」と気持ちをあらわにしていました。
「wish (ft.somunia)」のリリースを皮切りに再スタートを切ったソ。Fictyより独立しフリーで活動をはじめながらも、「蝶の一生」テーマにした「Psykhe」、「Unstep feat.ケンモチヒデフミ」、「Emerge」の三部作をリリースし、心の中の叫びを手紙にしたという作品たちで、「かわいいだけじゃない」という魅力を押し出しました。
今回の4周年の展開はまさにこの4作からの影響がかなり出ているのではないかと思います。
それを踏まえて……2022のソがアツいんです
なんだって、そんな動きをする中でも外部との交流でも2021年後半から2022年のソはすさまじい。
今夜はブギー・バックでナタリーの賞を受賞したり……。
エイプリルフールネタのそむにあちゃんはファンをかなり沸かせたり……。
コンピレーションアルバム「SPOTLIGHT vol.2」にて「飴色の微熱」のカバーを披露したり……。
メトロミューとの「ワンルーム・ディスコ」にデュエットで新曲「おとなり星人」をリリース。この組み合わせが出る時点でびっくりなと、クリアな2人の声のマッチさがLuvですし……。
その上にあのソがですよ!? ソが「アンインストール」をカバーしたんですよ!? o-o-o-𝙐𝙣𝙞𝙣𝙨𝙩𝙖𝙡𝙡……の歌いだしどうするってばよと思えば、ちゃんと完全に再現してるんですよ。どうなってるんすかって話ですよ。
で、4周年記念配信を前に新曲「Stream」が公開。歌い方もどんどんいい変化を見せています。
マイペースそうに見えますが、わかる人にとっては本当に今年のソの勢いがすごいことが改めてわかるかと思います。
期待値がめちゃくちゃ上がった状態の4周年配信
今やVTuberやVSingerが配信するのは当たり前ですが、ソがYouTubeで配信することは本当にごくまれ。2022年8月1日で4周年を迎えたソが8月31日に記念配信を行うことを発表。先述の動きもあり、自分の中で期待値は上々。
配信でどんなことが発表され、何が発表されるか楽しみでした。
ソの独特な可愛らしいしゃべり方が癒されるのはもちろん、質問コーナーでは普段口からは語られないクリエイティブに対するこだわりを聴くことができ楽しめました。また、メッセージビデオにはKMNZや作曲家クルー陣、Marpril、MZM(と準レギュラー)、えるぽき、ぽこぴー、
発表では、ロゴが4年越しに制作されること、オフィシャルサイトが公開されること、TikTokの開設、「summer leap」「Connected World」のインスト(ステム)配布、EP制作決定、4周年記念グッズの情報が公開。
そして、発表の後に「あること」が起こったわけですが、これが
とあるのでこれ以上伝えることが限界なのです。もうここで見てほしい。まだ配信を見ていないのなら、まだ間に合うのならこの先を読まず、今見てほしいです。
「somuniaを好きになりましょう」「彼女を認識し続けてください。彼女が在り続ける為に必要な行為です。」。
私たちは「自分たちはsomuniaが同期的な存在」と見ていますが、それはシュレディンガーのようなもの。
IPv6のプロトコルの上で、私たちは観測をすることでその存在を認めることになるでしょう。
公開された公式サイトの謎の多さ
公式サイトの謎の技術力の高さはさることながら、様々な隠し要素があります。多分インターネット老人会の皆様は見つけられるし、わかると思います。2つ紹介します。
サイトにある7.83Hz、14.1Hz、20.3Hzという記述は「シューマン共鳴」の周波数(音の高さの単位)を表しています。
これは地球の地表と電離層との間で3kHz以下の電波が反射をしたもので、細かい解説をしなくても難しい代物なのですが、要は地球古来からずっと響いている音があって、その音の高さが示されているわけです。
というわけで、もうモロにここは「serial experiments lain」のネタバレをしないと解説出来ないので、まずは「serial experiments lain」を見てください。lainを好きになりましょう。
51.748863764349 /latitude
161.56498887663 /longitude
27590.561886086 /velocity
422.78574541297 /altitude
などと書かれたコードですが、これは上から「緯度」「経度」「速度」「高度」を示しています。
私がさっきコピペした場所だと海抜422m?の太平洋に投げ出されました。どういうこっちゃ。
こういった具合で以前Project A.I.Dで考察を楽しんだ時のように、サイトに色々隠されているようなのでもう少し色々漁ってみようと思います。
配信後に販売されたMO
配信後、告知されていなかった商品がなぜかBoothに公開されました。
それが「MO DISK」。こんなnoteを読んでいる人の大体は、ここまで読めばなんのこっちゃもう察してくれているとは思います。
MO DISCKとは一体何か? って方もいると思うのですが、要はハードディスクやSSDより前にあった記録用メモリの事です。
でも、もうPC本体にそんなMOの再生するための機械などついていないのが当たり前なわけです。
しかし、この鳩羽つぐのクラウドファンディングでVHSを再生出来ないのにリターン品をもらった男はまたも懲りず、MOをどうにも出来ないのに購入しました。
流石にテープ、レコード、MDが当たり前な本職でもMOを直接扱ったことは私は全くありません(見たことはある)。勿論動かすための機械は職場にありますが、さすがに借りることは出来ませんし、自宅にもありません。
ってことで買う必要が出てきます。メディア自体が古いので、古いMOを読み取る機械を買おうとすると本当に動くかが不安になります。メルカリの相場的には2千円台から。
安心を買うために、MOを読み取るためのドライブを新品で買おうとすると「FUJITSU DynaMO 640U2 Pocket MOドライブ」の場合、約5万5千円になります。いや、1枚を読み取るためには推しとはいえちょっと高いです……。
ひとまずメルカリで4000円で購入したので、今後動向がありましたら報告するかもしれません。
最後に: 「wish (ft.somunia)」を聞いてほしいという話
このnoteは正直、少し水を差すようなことをしてしまっているかもしれません。
ただ、このnoteで最後に伝えたいのは、これから考察に興味を持つならば曲も聞いてほしいということ。「wish (ft.somunia)」は特に。
2021年。実質的な休止期間の時を越え、投稿されたのがAiobahnさんの「wish (ft.somunia)」。
ソが作詞と歌唱を担当した本作は、「インターネットのどこかにある部屋で歌っている」というソらしいリリックが詰め込まれており、
透き通った声がずっと記憶に残るだろう、素晴らしいものになっています。私はこの曲が1番ソの曲の中で好きです。
私は今ではAiobahnさんのファンでもありますが、むしろこの曲でファンになったというキッカケにもなりました。
1年前、「VIRTUAFREAK」のワニとコーモリで号泣したのちに流れた「wish ft.somunia」は多分一生忘れないと思います。
今までぐちゃぐちゃになった感情が全て洗われるように、自分の胸に、耳に、そしてagehaに響く低音が体を揺さぶりました。
まだ聞いたことないのであるならば、一度は聞いてほしいです。
活動を積極的に出来なかった時期を越えるシーンに放たれた「wish (ft.somunia)」まず聞きなおし、「蝶の一生」三部作の意図を読み取り、新曲「Stream」を受け取る。そしてEPをまつ。
私が今回の展開に期待しているのは、ファンが単に物語を受け流すのではなく、音楽や体験を通してsomuniaとファンが「Connect」し続けることです。
She is Wired.
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