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古月の作り方 ――ラジオから音楽、インターネット、VTuber

初めはFM放送。
ラジオから流れ出したエフエム東京。
最初に聞いたのは口ロロ。
つまりは初期衝動。サンプリングに心つかまれ、はじめて”音”に息がもれ、すっかりラジオリスナーになり……。

サブカルチャーの初期衝動。
突き動かされ、今もほらこうやってnoteを。

私が音楽に初めて強く衝撃を受けたのは2012年頃だった。TOKYO FMの番組『シンクロのシティ』。

その番組のOPには音楽ユニット・口ロロ(クチロロ)の「Tokyo」の番組オリジナルバージョンが使用されていた。

私はこの曲のサンプリングとビートに感動し、この曲を聞くために毎日ラジオをつけるようになった。

私にとって「Tokyo (Syncronocity Version)」はたからものであり、現在の音楽感の柱になっている。

(なお、この記事の冒頭、不自然な文面の書き方をしている。これは彼らユニットのうち、いとうせいこうさんがMCをする楽曲「ヒップホップの初期衝動」のサンプリングになっている。

最初は曲を目当てに『シンクロのシティ』を聞いていたが、パーソナリティの堀内貴之さんの軽快なトークに魅了されたことを契機に、どんどんラジオにのめり込むように。これがPOPカルチャーの世界へと誘われる入り口だった。

ラジオを聞く時間は時を経るごとに長くなり、私は夜更かしをするように。
中学時代、ある時までは21時台には寝ていたのにも関わらず、気づけば夜遅く寝るようになってしまった。

その決定的な要因は、TOKYOFM唯一の10代向け番組『SCHOOL OF LOCK!』(SOL!)の存在だ。
22時にギターのチャイムとともに、始まるラジオの学校。付随する掲示板は同世代との交流の場になっていた。

なお番組ではロックや流行りのPOP音楽を流しており、番組を通じてロックを好きになった私は様々なライブに参加し、すっかり音楽が好きになっていた。
それもこれもTOKYO FMの影響が大きい。

サカナクション クリエイティブの出発点

サカナクションは、この時期特に影響を受けたバンドだ。
リーダーを務める山口一郎さんを筆頭に、非常にクリエイティビティに溢れたメンバーで構成されており、ライブでは音にこだわるあまりに毎回赤字を出している。

しかし、そんな音へのこだわりや音に対する知識が私を揺れ動かし、音響やクリエイティブの世界へと導かれることとなった。

中でもライターとしての活動は彼らについてウィキペディアにまとめる際に出来た能力でもあり、私にとってサカナクションの存在はとても大きい。

東日本大震災 ウェザーニュースとの出会い

話は前後する。2011年のこと、太平洋沖地震が発震。

私は東京に住まう私は家屋の倒壊など悲惨な体験をしていない身である。
しかし、現実と思えない映像と、自分なりに量子力学を学んでいたことにより、原子炉で刻一刻で起こっている現象の悲惨さは小学生を卒業しようとする男子の精神性を変えるには十分すぎた。

2015年まで私は毎日親のPCを借りてはUstreamを開き、線量と地震の監視を行うようになった。当時おそらくそれだけ地震と放射線に恐怖を感じたのだと思う。

Ustreamではお天気情報を24時間放送する番組「SOLIVE24」、ウェザーニュースを知る。
これを知ったのは流星観測にハマっていたことも一因であるが、バーチャルYouTuberと名乗る・ウェザーロイドもこのときに知った。

なので、かれこれ整理した上で改めて計算してみると、今年でウェザーロイドを入れればVTuber視聴歴が10年になるのだ。そう考えればあまりに長い。

スマホを手に入れ、ニコニコ動画を学びなおす

ただなぜ古月青年はニコニコ生放送ではなく、Ustreamに張り付いていたか。それは携帯でインターネットが使えないことに起因する。

「ニコニコ動画を見たい」。
そんなことを思っても、携帯でインターネットが使えないために登録はできない。
親にねだってもメールアドレスの1つと貸してくれないうえ、「パスワードを忘れた」とはぐらかされる。

ようやく自分だけのインターネットを手に入れた私は、ニコニコ動画にようやく自分のアカウントを持つ。

以降は下記のnoteにも記しているので確認してほしい。本来はニコニコ動画以降も書く構成だったが、ニコニコの記事コンテストに合わせて抜粋して下記に掲載することになった。
蛇足で申し訳ないが、今回のnoteはここまでとなる。


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