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【エッセイ】クリエイターよ、オタクよ、名刺を持って出かけよう
最近「学園アイドルマスター」が飛ぶような勢いで流行している。
元々アイマスPである古月Pとしては驚きの光景がタイムラインに広まっていた。
あの人も、この人も、あのVも、このVも……とかなり広範囲で〝学マス〟をプレイしている。タイムラインを見るたびに目を疑っている。
そんなもともとプロデューサーな私には習性がある。
それは、外に出かけるときに必ず名刺を持っていくことだ。
必ず2種類以上。本業用と、趣味兼執筆・VTuber関係用だ。
アイマスのプロデューサー(ファン)は自らの担当(推し)と自信のP名が書かれたオリジナル名刺を配る伝統がある。
私も2015年頃から名刺を作ってオフ会などで交換をしており、かれこれ今の名刺で6代目になる。
つい去年まではアイマスの担当アイドルの名前が裏側に書かれた趣味色の強い名刺を配っていた。しかし、最近はワークシーンで名刺を配ることが多くなってきたので、趣味よりも仕事に寄った内容に刷新した。つまるところ今はP名刺を配っていない。
アイマス文化で携わった名刺を交換する文化は、本業の実務で名刺交換を両手で数えられるほどしか経験していない私にとって社会経験を生み出してくれた貴重な体験だった。
そうした体験が今同業者との交流などにおいて、欠かさず名刺を渡す慣習に繋がっている。
これが仕事につながるか、さらなる交流につながるかは別としてまず配ることが楽しい。
名刺は自分を知るきっかけになるので、話が広がりやすく、相手に伝わりやすい。特に私の場合は肩書や「やっていること」が多く、人に一言に伝えるのは難しい。
・ライター/ジャーナリスト
・ミキサー
・Project Virtual History管理人
・VTuberスタッフ
・VTuberアドバイザー
・風とバーチャル製作者
などなど
そのため、名刺にはポートフォリオへのリンクを貼っている。存在自体が相手にわかってもらえないと結局「なんの人?」で止まってしまうので、それを避けたい。それを思って今でも名刺を配っている。
逆に名刺をもらうのも実は楽しい。人それぞれには、経歴や役職があり、紙面はデザインされている。
また内容もも、会社や役職の移り変わりや、新しい名刺を作ることが必要になった際に変更されるので、長年付き合っていると「あ、その名刺のデザイン知らないですね(笑)」みたいな会話も生まれてくる。
また、集まった名刺をバインダーに筆者はまとめているのだが、もう会えない人や「今考えればこんなすごい人に会ってたんだ……」なんて事例も10年近くやり取りしてると発生してくる。
名刺を見返すことも後々の一喜一憂になる。
別に筆者のような活動をしていないファンでも別に作ったっていい。プロデューサー名刺のように、どのVTuberが好きかなどを書いておけばいいのだ。
作り方は家庭用プリンターでも出来るし、今どきはアプリでデザインから注文まで一括で行えるものもあるようだ。
同じファン同士の交流ツールにいかがだろうか。