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2024年 11 カミミチの島
夜
夜は寄せては返す波の音とフクロウかミミズクの鳴く
ホッホーという音しか聞こえない
夜が明けると鳥の囀りが耳に騒がしい
木々の緑が島をびっしりと覆っている
廃校になった学校にデイゴの巨木が二つある
この集落には他の集落が無くしてしまった植生の家囲い、そして神の道 カミミチがある
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カミミチは木々で鬱蒼としている森から集落の家を通り
神技の舞台、土俵を見て海へと通じている
奄美は昔同じような構造の集落の集まりだったが、今はこの須子茂(スコモ)しか残っていないという
カミミチの終わりにある海は
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こんな姿を見せている
本当に、本当に何もない
ただカミミチの終わりの海を見るだけ
時にビールを飲みながら
時に焼酎を飲みながら
朝には熱いコーヒーを飲みながら
心地良い
人の暮らしは鬱蒼とした森林と海との間に僅かにある
夥しい野鳥と出会う
時々溜め息が出そうな美しいビーチがある
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カミミチ