2024年 1 天忠石
今年もあちこちに出掛けた。どんな所に出かけたのか振り返ってみたい。
最初は屋久島に出掛けた。前年に白谷雲水峡、奉行杉コースから太鼓岩を往復した。大川の滝や千尋の滝を巡っていた。宿泊は宮之浦の田代別館に泊まった。
宮之浦に宿泊したのは潮騒という評判の良いお店で食事をしたかったので歩いて行ける宿にした。地元の美味しいものを食べたいのが人情だ。潮騒は何を頼んでも期待を上回る味で満足した。
屋久島といえば屋久杉だ。縄文杉が有名だが到達困難な場所なので諦めた。車で行ける紀元杉を見た。モンスター級だ。
田代別館のロビーにあるポスターに目が釘付けになった。巨大な岩が天を衝いてそそり立ってる。太忠岳天柱石と書いてあった。調べると紀元杉へ行く途中通り過ぎたヤクスギランドが登山の出発点と分かった。
ようし登りたい。一月に登ることにした。知らなかったが一月屋久島は積雪するという。レンタカー業者の人が登った経験があるというので聞くと登山道が分かりにくいと言った。念のためガイドを申し込んだ。するとガイド仲間みんな都合がつかなくて断られた。
一人で登ることにした。
YAMAPのアプリがあるので道迷いは大丈夫と思った。あとは積雪の心配だ。年末かなり積雪したらしい。Windyという信頼できるアプリで毎日太忠岳の天候を確認するとその後積雪はなく一人で登ることにした。当日は快晴だとWindyは予想していた。ヤクスギランドの入り口で積雪を聞くと念のためチェーンスパイクを持って言った方が良いとのことで登山届けを出して登り始めた。
あの天柱石は登山中全く見えない。最後の最後までどこにあるのか分からなかった。YAMAPでは登頂のはずが天柱石がどこにあるのか全く分からない。行きつ戻りつ探した。目印のピンクテープは下に降りるような位置にある。登ったのに降りるのか?
少しアドベンチャーな感じのルートだが降りて見た。するとやっと高さ40mの天柱石の威容がその姿を現した。荘厳な姿だった。
疲労困憊した。屋久島の登山道は木の根が浮いていて避けるのに足を上げ下げしながら上り下りするのでヘロヘロになった。登頂に4時間下山に3時間かかった。でも充実した心地よい疲労の達成感があった。
脳梗塞になってカテーテル手術で2週間入院し退院してから丹沢大山、丹沢三ノ塔、立山雄山、大雪山
旭岳、太忠岳で五座目の登頂に成功した。