2024年 25 宮島沼
旭川に2泊の予定を組んだ。
一つは、裾合平のチングルマ紅葉を見ること。
二つ目は、ナキウサギを見たいこと。
三つ目は、宮島沼のマガンの群れを見ること。
昨年大雪山旭岳に登頂した。5月姿見から旭岳、6月層雲峡から黒岳を目指したがいずれも残雪があり、登山用語で雪が腐っている、と言い回すが腐った雪に登頂を阻まれた。9月は元々裾合平のチングルマの紅葉を見る積もりでいたが姿見駅に到着して見上げると旭岳が山頂まで見えたので予定を変更して旭岳に登頂した。
今年は裾合平のチングルマ紅葉を見たい。姿見駅に到着すると旭岳が昨年のように綺麗に見えた。
昨日から咳が止まらず体調が良くなかった。裾合平とは言え山道を長距離歩く。途中のチングルマ紅葉は盛りを過ぎていた。無理をせず諦めた。昨年は紅葉が遅く、今年は紅葉が早い。こればかりは自然のことでままならない。また来年に期待。
フォローしている北海道在住のyoutuberがやはり一昨年裾合平を目指したが体調が悪く大変だったと言っていたので、私も体調崩して断念した、とコメントを載せたら、蜂蜜が体調回復に効果があると丁寧な回答を頂いた。来年は蜂蜜を持参しようと思う。
ナキウサギが生息するエリアに移動した。
しかし、誰もエリアに行かない。一人でエリアへ進んで行った。ヒグマの痕跡はない、多分ヒグマはいない。注意深く500mほど進んで引き返すことにした。取り返しのつかないことになったら困るからだ。せめてヒグマスプレーを準備してからにしようと思った。
宮島沼に移動した。春と秋の2回マガンが宮島沼で渡りの翼を休めるところだ。石狩平野が広がる宮島沼はマガンにとって格好の渡りの経由地になっている。餌が豊富にあるのだろう。
朝、餌取りのため飛び立つ。夕、帰巣のため沼に帰る。最盛期は六万羽ものマガンが朝、夕、空を埋めんばかりに飛翔する。
群れの動きが一つの生き物のように動く。最早理屈ではない。夕、帰巣するときは空一杯にマガンが埋め尽くす。呆気に取られるとはこのことだ。
北海道はここでしか見られない生き物と自然が魅力だ。ナキウサギを見たいし、クマゲラを見たい、まだまだ見たい生き物がある。冬 羅臼でオオワシ、オジロワシの越冬の様子をネイチャークルーズで見たい。