前回までのまとめ&計算してみよう
今日は、前回までの内容を整理していきますね。さて、皆さんはいくつ覚えているかな?
前回、前々回ともに財務諸表についてベンキョーしました。
・財務諸表には2種類ある
決算日に作る財務諸表には、お店や企業の財政状態を表す貸借対照表と、経営成績を表す損益計算書の2種類がありました。
貸借対照表は、決算日(一定時点)での財産の状況を示し、損益計算書は1年間で使った費用と収入となって入ってきた収益とともに当期純利益を表示していました。
・取引要素と金額
勘定式というフォーマットでは、左右に分けグループ(取引要素)ごとに記入します。貸借対照表・損益計算書のどちらの書類においても左右の合計はそれぞれ一致します。
補足。
前回の記事で書き忘れてました。ごめんなさい!!
それぞれの書類の左右グループ(取引要素)の関係は、数式に起こすことができまして、実は名前もついています。
損益計算書等式・・・費用+当期純利益=収益
貸借対照表等式・・資産=負債+純資産
『数式は覚えなくちゃ💦』っとリキまなくても、それぞれの書類名をイコールで結びましたという名前の通りでしかないので(笑)、ハコのままイメージとして残しましょう。↓↓↓
↑↑↑補足ここまで
・当期純利益の計算方法2つ
当期純利益の計算方法は2つありました。1つは損益計算書を使った【損益法】、もう1つは貸借対照表を使った【財産法】でした。
【損益法】
収益-費用=当期純利益
これはさっきの【損益計算書等式】のイコールの位置を入れ替え(移項し)ているだけ。
単純な足し算や引き算なのに、名前が付くだけで難しく感じてしまいますね。こういう時は、式を覚えるのではなく『何を求めようとしているのか?』に集中すると楽です。
こうやって計算された当期純利益は、最終的に貸借対照表の純資産のグループに所属することになります。
ですので純資産の内訳は、もともと自分で出資した【資本金】と当期の利益である【当期純利益】となるんでした。
もう一つの計算方法は【財産法】でしたね。
これは、期首と期末の純資産額を比較して、期末のほうが大きければ、当期純利益額となる計算方法です。
【財産法】
期末純資産-期首純資産=当期純利益
反対に期末のほうが小さくなれば、当期純損失となります。
・詳細の記入方法
財務諸表の各グループ(取引要素)にはそれぞれの詳細を書いていきますが、書き方が決まっています。
文章ではなく【勘定科目】と呼ばれる単語と金額のみで書いていくんでした。
参考までに、日商簿記初級で出題される勘定科目の一覧を載せておきます。↓↓↓
たくさんありますね~。(笑)
ビビってしまいますが、いつか必ず終わりは来ますので大丈夫!!
1つずつゆっくり一緒に進めていきましょう。
次回からは、財務諸表の元ネタである【取引】についてベンキョーしていきます。
お楽しみに!