【Deervery】私たちのミッションは?
私たちがDeervery(ディアベリー)プロジェクトをやる意味はなんでしょうか?お金のためでしょうか?人気のためでしょうか?違います。
ここでは私たちのビジョンと価値観、ミッションをお伝えします。これを読めば、シカ問題と私たちの見ている未来が、ざっくりとわかると思います。
現状
一時期は絶滅寸前だった鹿は、オオカミ絶滅や保護政策で増加しました。現在は310万頭が生息していると言われています。
そのうち約20%(60万頭)が駆除され、90%以上はが捨てられます。
共有したい価値観
鹿は馴染みが無いからわかりにくいかもしれません。でも、魚に置き換えてみるとどうでしょうか?
私を突き動かしているエンジンは、「もったいない」という想いです。命を奪ってるのに、捨てるだけ?
そんなのおかしいですよね。命を奪わないといけないなら、少なくとも使わせていただきたい。
そう思います。だから、このプロジェクトの目標、ビジョンはこれです。
目標
鹿の廃棄をゼロにする
が目標です。
この目標を達成するということは、
肉や革の「牛、豚、鶏」という選択肢に、「鹿」が追加されるのです。新たな日本文化として、観光客も喜んでくれるかもしれません。
また、市場で鹿に値段がつくようになれば、森を管理する人にお金が周り、税金で成り立っている生態系をより持続可能なものにすることができます。
そして何よりも、命を奪って捨てるだけという残酷なシステムから脱却できます。私は、この状態を孫の世代に引き継がせたくありません。このプロジェクトで廃棄をゼロにできれば、「いただきます」という日本の伝統を取り戻すことができます。
ただし、現在は約10%の利用に留まっています。
障壁
もともと日本人にとって、鹿は身近な存在でした。また、利用価値は高く評価されていました。実際にもデータは示されています。
しかし、明治期の富国強兵の一環で工業的畜産が輸入されると、安く、均質な牛や豚に置き換えられてしまいました。
そうして鹿は、私たちの記憶からは消えてしまいました。認知の低さが、利用率の向上への一番の障壁です。
使命、ミッション
だから、誰も知らないから、私たちが広めなければならないのです。
「鹿をいただくことが当たり前」そんな社会を作るには、体験してもらわなければなりません。体験してもらうには、まずこの問題を知ってもらわないといけません。
だから、私たちの最初のミッションは、「鹿の魅力を広める」ことです。
価値観を共有して、同じ目標に向かって、進む者は仲間です。
これからDeerveryは多くの人に、鹿の魅力を届けます。
鹿の命が無駄にされる事が無い社会を目標に、一歩一歩進んでいきましょう。