「修士論文、なにについて書こう?」
#SNSで修士論文 vol.1
休学を挟み、約2年半の歳月、
修士論文に手をつけてこなかった。
先日、授業料の請求の通知が来て、
「え、授業料って、こんなに高かったっけ?」
と思いながら6ヶ月で
約28万円の授業料を払うことになる。
地域おこし協力隊は年収が
約200万円なので約15%が授業料なのだから
ある意味エンジェル係数が
高いとも言える(何歳やねん笑)
論文の執筆は奥手になりがちだな
と思いつつ、28万円の元を取りたい気持ちもあり、
SNSでぼつぼつ経過を報告しながら
楽しんでできたらなとおもう。
まず初回は
「論文のテーマに悩んでる」ことについて
私こと岡山の専攻は都市工学専攻。
中でも、いわゆる、
「まちづくり」であったり
都市計画といった分野だ。
さらに細かいところ、
過去の研究室の先輩の論文を振り返ると
トレンディな都市開発というよりは
美しい風景を作るための
景観保全のテーマが多いのでは
と感じる。
具体的には、歴史的な町並みの
運動論や市街地の空間の成り立ち、
付随する制度の成り立ちや運用など
国や市町村が定めた
制度自体を研究している。
さて、自分自身のテーマを
どうしようか、となり、
「論文=世界で唯一を目指す」
のだとすれば、
住み慣れた内子自体のことを書くか
内子町のためになる論文がいいなと
思いをめぐらせていた。
11月に初回の相談を
指導教員にすると
「自分の活動を論文にしては?」
との提案があり、
なるほどその手があったかと
ひらめきの電球がピコン!とたった。
ひらめいたはいいものの
自分の活動ってなんやろうか?
というのも一つ。
論文にするにあたり
自分の活動を正当化する作業が
多くなりそうだなと
恥ずかしくなってきたが、
ひとまずやっていることを
すごいことをしている
かのように書いてみる。
岡山の現状をわかりやすく言うと
地元に若い人が8人ほど移住し、
地元の若い人たちの溜まり場ができ、
空き家だった7,8棟の建物の運営を
少しづつ関わっている。
(畑も3枚借りている)
最近は廃校になりかけてる高校の
高校生と車を改造して、
「動く道の駅」を作ったり、
農家さんと商品開発したり、
喫茶店をより発展させたり、
テレワーク拠点を作ったりしている
(余談だが、信じられない事実として
ど田舎の自分の暮らす地域は100m圏内にサクサク動く
wi-fiスポットが3箇所あり、来年夏に追加で1棟と、
ポケットWiFiを貸し出すシステムもできつつあり、
東京よりもネット環境に恵まれているかもしれない笑)
最近は組織づくりもしたいなぁと思い
空き家の組織と小田の町の観光協会を
作りたいなと動き出したところだ。
常に根底にあるのは
いまの子どもたちが20.30年後、
町に帰ってくるタイミングで
ネガティブな責任感ではなく、
ポジティブに帰ってきたくなる町に
するにはどうすればいいか
考えてやっているつもりだ。
とはいえ、
自分自身でやるというよりかは
地元の空き家を借りては貸してを繰り返したり、
次、これをしたい!あれをしたい!
と思いついたことをいろんな人に
伝えているだけに近い気もする。
思いつきも自分で思いついたことは
ほとんどなく、地元の声や
尊敬する人に言われたことを
自分なりに解釈して実現するには
どうすればいいかを考えて
筋道を立ててを繰り返している。
活動にあたり主に
・リノベーションまちづくり
・岡田文淑さん
2つの影響を受けている。
活動初期は
リノベーションまちづくりに興味があり
清水義次さんや田中元子さん
木下斉さんの文章を読んだり
講演会で得た知識を
実践することに傾倒した。
2020年に入ってからは
内子の歴史的な町並みの保存に
深く関わってきた
岡田文淑さんに師事し、
週に何回か電話したり会ったり
しながら進めている。
田舎町の20年、30年後を考えると
町並み保存(村並み保存)が
いかに効率的で有効で
かつ文化的で、気持ちいいか、
その偉大さに気づく。
岡田文淑さんから学ぶことは
底知れず多い。
その分やることもあり、
全然追いついていないが学びも底知れずあり、
楽しんでやっている。
話はとっ散らかってしまったが
結論として、論文のテーマを
自分の活動をメインに据え
随所に岡田文淑さんから
学んでいることを書けたらと思う。
この話を聞いて、
似たような町や参考になりそうな論文、
記事、情報などあれば教えてください。
(いま、福岡県の津屋崎が気になってます、
耳寄りの情報あれば教えてください笑)
SNSでの経過報告は
活動を客観的な視点で捉える
下書き的な場所としての位置付けと、
田舎町 内子町小田地区の現状や、
まちづくりを身近に感じてもらえる
機会になればと思っています。
ちょこちょこ報告するのでお付き合いください。
写真は雑多に取り組みを振り返るものです
コロナ以前のものもあるので三密等々、大目に見てください