数のヨミカタの事例1-1 続報 ~コロナの新規感染者数~
AERAdotに掲載されていた、人口100万人あたりの7日間の新規死者数の記事について、5月16日の投稿にて、記事及びデータをどのようにヨムべきかを論じました。(以下参照)
この投稿中に登場している、国と都府県の100万人あたりの新規死者数(7日間)のデータを追跡しました。結果は以下の通りです。
上記の表より、”人口100万人あたりの7日間の新規死者数”(以下「新規死者数」と記述)について以下のようなことが分かります。
・海外では新規死者数が100人を超えている国もあり、20~30人という水準は国際的に見ると突出して多いとは言えない
※1/15現在、米国71.9人、ドイツ67.8人(5/16投稿記事参照)
・日本全体の新規死者数は、米国やドイツよりも低水準が続いている
・米国やドイツは新規死者数が減少傾向であるが日本は増加傾向
・国内では、大阪や兵庫の新規死者数が群を抜いている
・愛媛県の新規死者数は急速に減少している
本投稿は、新規死者数の比較そのものが目的であり、その結果を考察・評価することではありません。多くの人に公平な数のヨミカタが何かを考えて頂き、いろいろな場面で数を活発な議論の材料として頂くことです。