数のヨミカキ日記 #7 2022年3月3日(木)
~”データを冷ます” ことの重要性~
【本日のデータ関連業務】
月初めは、前月末で確定したデータの集計作業が立て込むが、その中の1つであるA社の定期レポート作業を紹介する。
概要:定期購入者数の動向と新規の定期引上率(加入率)のレポート
利用ツール:クライアントの通販基幹システムの集計ツール、エクセル
所要時間:1.5~2時間程度
【作業概要】
●基幹システムでの集計作業
基幹システムに保管してある「集計フォーマット」を利用。ログインして、集計を回し、データをダウンロードする単純作業。ミスがないようにチェックしながらの作業。この時間は15分程度。
●エクセルでの加工作業
定期購入者数は単純な足し算と引き算作業。こちらは確認作業の方に時間がかかる。定期引上率は商品ごとの引上率を計算し確認。
●報告用フォーマットに転記
提出用フォーマットに集計データをコピペ。
定期購入者は過去からの推移が長期的に分かるフォーマット。
定期引上率は、「メイン1商品」と「全商品の平均値」の2つのみ報告。こちらも過去からの推移が分かるようなレポート。
※いずれも2~3年ほど前に私が作成して、微調整しながら継続使用
●2~3行のコメント
対前月、対前年同月などを見て特徴的なことをコメントとして添える。こちらは報告メールの本文に記載。時間的な問題もあるので簡潔な内容にしている。
【作業についての所感など】
データ集計・分析作業は、提出するデータの作成・整理・分析が終わっても、すぐに提出しないように心がけている。締め切りの少し前までに作業を終え、時間をおいてから再確認した上で、提出するようにしている。
この作業終了から少し時間を空けて再確認することを、私は「データを冷ます」と呼んでいる。作業ボリュームが小さくても、できれば1日(1晩)程度の冷却時間を持ちたいと考えている。ここ2~3年は、至急の用件以外は、必ずデータを冷ます時間を持つことにしている。
時間の経過は、新しい視点でデータを見つめることを可能にする。デスクから離れた場所で、作業工程や集計結果を頭の中で復習する余裕もできる。冷ました後での確認は、作業直後よりも格段に集計ミスやデータのエラーを発見しやすい。また集計結果や分析についても、異なったミカタや新しい気づきにつながるケースもある。
一方で、データを冷まし過ぎると、作業プロセスやデータの分析の細かい部分を忘れてしまうため、冷ます意義が半減する。
作成した文章の読み直しも、少し時間空けてからの方が効率的であるのと似ている。
【つぶやき】
この日記も、なるべく冷ます時間をつくるようにしている。そのため、早くても日付の翌日での公開になっている。
それから、いつものことだが、集計作業や結果の検討・分析の時間よりも、チェック作業や提出用の作表作業に時間がかかった。