瞑想の基本の「き」サマタ瞑想の実践方法

サマタ瞑想とは、「集中の瞑想」と呼ばれる通り、一点に集中してゆくことになります。

集中の瞑想を行う効果としては、心は落ち着き、また集中力も高まります。深い集中を得られるとインスピレーションなどを得られることもあります。

普段我々の脳は多くの思考を行い、基本的にはネガティブで不安を覚えることが多いのです。それは人間の生存本能としては正しいことです。

太古の昔、1秒先には、猛獣と遭遇してけがや命を失う危険があるのです、ポジティブ思考で生き抜けるでしょうか。

常に心配して不安を感じながら、生きる方がリスクを避けられるのです。

さて、サマタ瞑想は、先に申し上げた通り「集中の瞑想」です。普段感じている不安も一回止めて、目の前のことに集中することで、脳を調整することができます。

１.　楽に座る。正座でもあぐらでも足を延ばしてもかまいません。呼吸のしやすい姿勢を取ります
２.　呼吸は深く力強く。鼻から吸い、口から吐く
３.　視線は薄く、鼻先をぼやっと見つめて意識を呼吸に向ける
４.　雑念が浮かんできますが、それに囚われず、ただ雑念が通り過ぎるのを静観します

雑念が浮かぶことが悪いということはありません。浮かんだ時に、集中しようと思うことが重要なのです。

心の安静と、インスピレーション得たいのであれば、ぜひ実践しましょう。