夢追い人こそ効率のいい副業を
10.たらい回し
テレアポの現場には、責任者が何人かいて、責任者1人あたりアポインターを5~10人程管理していた。
そして、グループ(責任者1人+アポインター5~10人)ごとに目標が定められ、クリアすると報償金が出る。
ざっくり言うと、そんな仕組みになっていた。
となると、出来の悪いアポインターは、そのグループの責任者にとってはやっかい者となる。
ダメアポインターのおかげで、グループ全体の営業成績も芳しくなくなるからだ。
営業の現場というのは、勝者はとことんいい思いをし、敗者はとことん辛い思いをするもの。
それはまさに"資本主義の縮図"と言っていいような世界だ。
では、このような現場でダメアポインターの僕はどうなったか。
答えはこう。
暫くいろんな責任者の元を転々とした。
おそらく責任者同士で「こっちの奥山と、そっちのグループの誰かを交換しない?」というやり取りがなされていたのだ。
戦力外男たらい回し現象。とでも言おうか。
なんとも情けないではないか。
そして、そろそろ読者もこう思ってるんではないだろうか。
お前ほんまに時給2000円稼いだんか!?
これだけマイナスな話が続けば、そう感じるのが正常な感想でしょう(笑)
いやいや、ここからが注目!
ここまでのマイナス話の数々は「こんなにダメな奴でも稼げるようになる」ということを言いたかっただけ。
つまりは、長い長いフリであったに過ぎないのです。
僕はかつて占いでこう言われたことがある。
「あなたの場合、人からだまされるとか、勢いあまってズッコケるとか、慎重に進めば避けられるような種類のマイナスに何故かスッポリはまってしまうことがしょっちゅうあります。しかし、それが逆にチャンスのきっかけとなりプラスをつかむのが強さです。」
前半は信じられないぐらいひどい言われようだが、注目は最後の一文。
「逆にチャンスのきっかけとなりプラスをつかむ」
まさにそれだったのです。
11.AとBとC
話をテレアポの現場に戻そう。
前述の"戦力外男たらい回し現象"。
実はこれが功を奏することとなる。
ただの情けない現象では終わらず、このたらい回しこそがチャンスのきっかけとなったのだ。
さあどういうことか、説明していこう。
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