
プロダクトマネージャーが2021年にシェアした記事531選
こんにちは!
dely, Inc.で新規事業のプロダクトマネージャー (PdM) をしている奥原 (@okutaku0507) といいます。
この記事は「プロダクトマネージャー Advent Calendar 2021」の11日目の投稿です。
10日の投稿はheyでSTORESの事業責任者をされている御守さん (@OnMorik) の『「数値」を「絵」にして人を動かす技術』でした。数値を絵にしてチームやステークホルダーに伝え動かすマネジメントは非常に参考になりますので、是非読んで見てください。
お忙しい方へ、こちらがタイトルにありますNotionで作成したDBになります。ご査収ください。下記に、作成に至った経緯などを書かせていただいております。
はじめに
「プロダクトマネージャー Advent Calendar 2021」の一枠を書かせていただくにあたり、何を書こうか悩みました。プロダクトマネージャーの方々にとって少しでも学びになる内容にしたいと考えていました。2021年に「読んで良かった!」という記事や書籍をアンケートで募集し、まとめるはどうかと考えました。以下のツイートをして、募集をしました。
プロダクトマネジメントをされてる方、2021年「読んでよかった!」を教えてください🙇
— 奥原拓也 / クラシルPdM (@okutaku0507) December 2, 2021
匿名なのでご安心ください。一つだけでも大丈夫です。結果はnoteにまとめます。
みなさんの学びをお互いに再分配する機会になれば嬉しいです🙌https://t.co/tB7fUD1oWY
2021年「読んで良かった!」
結果として、3名の方に入力いただきました。匿名であるため、どなたかはわかりませんが、本当にありがとうございました。入力いただいた記事や書籍を紹介させていただきます。
プロダクトに関わる全員がこの意識でものづくりに挑めれば、顧客視点のプロダクトができる、そのくらい概念的にも実践的にも有用な一冊。
製品開発における失敗事例をまとめた書籍という時点で読みたい気持ちを抑えることはPdMとして難しかった。実際に読んでみると「あるある」と頷く内容ばかり。これまで経験してきた「よくない雰囲気」を体系化し、まとめてみるとこの書籍から学べることに集約できると思うので、これからも使い続けていきたいと思った今年1番の書籍です。
読み返しだが何度良んでもいい。自分だけで完結する内省的な実装レベルを超えて、人と人とが関わる組織レベルに視点を移してプロダクトがどのようにできていくかを網羅した最高の書籍。自社でプロダクトを開発するならエンジニアからPdMまで、関わる全員必読の書。特にエンジニア出身でPdMを志す人間は全員読んでおかねばならない。
以上が1位に挙げていただいたおすすめと選考理由です。もしも、削除を依頼される場合はお手数ですが、僕のTwiiter (@okutaku0507) までご連絡ください。1位以外にもおすすめいただいたので、ご紹介いたします。
2021年にシェアした記事531選
まずは、自分の能力不足により多くのおすすめをいただけなかったこと、本当に申し訳なく思っています。何もお礼を用意していない中、入力していただくお時間を割いていただくためのメリットを十分に訴求できておらず、認知獲得も広くできていなかったためであると考えています。
しかしながら、目的はプロダクトマネージャーにとって価値のある2021年に話題になった記事や書籍をご紹介することです。アンケートで取得することは一つの手段です。他に手段を考えて、以下の方法で取得することにしました。
1. Twitterにて、プロダクトマネジメントをされている方をリストアップする
2. リストアップされた方々のツイートを1年分程度、拝見する
3. シェアされている記事の中でプロダクトマネージャーにとって少しでも価値がありそうなものをスプレッドシートに記録する
4. シェアされている数をカウントして複数人がシェアしてる記事に絞る
5. Notionでデータベースを作成する
とてもシンプルです。この手段ならば、ツイートでシェアされている記事に限ってしまいますが、自分の工数のみで実現できそうです。
その結果、多くのプロダクトマネジメントをされている方のシェアされている記事を取得することができ、少しでもプロダクトマネジメントに関係ありそうなものを絞ることで531記事をリストアップすることができました。少々多いですが、出来る限りタグ付けなどをしてNotionの機能で探し易くすれば、むしろ選択肢が多いほど良いのではないかと考えています。
こちらがそのデータベースになります。ご査収ください。少しでもお役に立てれば幸いです。タグを頑張って付けましたが、かなり不足していることをお詫び申し上げます。また、データベースからの削除を依頼される場合はお手数ですが、僕のTwiiter (@okutaku0507) までご連絡ください。
その中でも、多くの方にシェアされていた記事をご紹介させていただき、結びとさせていただきます。
今年もプロダクトマネージャーカンファレンス!ついに5年目ですね。凄いです。https://t.co/WJMoRBalEJ
— Taka Umada 🐴 馬田隆明 / 『未来を実装する』発売中 (@tumada) August 6, 2021
プロダクトマネージャーカンファレンス2021、Webサイトがオープンとなり、協賛募集も公開されました。
— 関 満徳@fullvirtue (@fullvirtue) August 6, 2021
興味をお持ちの方は、チェックされるといいと思います。https://t.co/xirw5Gy6AL#pmconfjp pic.twitter.com/oy7nJjgEhi
今年もpm confに登壇する機会が頂けたので、今回はfreeeで非連続な成長を促す源泉となっているOKRの運用についてお話します。
— Yoshitaka Miyata / 宮田善孝 (@zenkou_1211) September 28, 2021
freeeでは10以上のProductを30名ものPMが主体となって、OKRを運用しています。この進化の過程と発展の可能性を示唆する予定です!#pmconf2021https://t.co/ylcc9kyiI9
時代はDispoですね。
— けんすう (@kensuu) February 14, 2021
人気YouTuberが作った写真SNSのDispoとは一体?|石ころ|note https://t.co/Xto6kTjA3H
ここ数日バズっているDispoの考察記事。
— 平田 智基 (@t_10_a) February 14, 2021
DispoはインスタントカメラアプリにSNSが加わったようなもの。
その日撮った写真は翌日9時まで確認できないのも、面白いだけでなくリテンションの面でも強い。
人気YouTuberが作った写真SNSのDispoとは一体?|石ころ@ishicorodayo https://t.co/y2dJ3NDkD1
Twitter、Instagramに代わるSNSを皆欲しているということかなー。
— メモちゃん (@kobaka7_memo) February 14, 2021
人気YouTuberが作った写真SNSのDispoとは一体?|石ころ https://t.co/ywss4bjVcP
いい内容だったので動画もみたけど、全体1時間程のうち、13分半あたりのやりとり。
— usedhonda (@usedhonda) August 8, 2021
『もの作りに関わる全ての人のバイアスとして「ひょっとして必要かもしれないから付けておこう」ってのがある。これがいけない。このステップでそういうのをとにかく削るんだ。』https://t.co/uPZA9jjiox pic.twitter.com/a72wi76PG4
最高に面白かった。
— Go Ando / PREDUCTS / THE GUILD (@goando) August 9, 2021
イーロン・マスクがSpaceXのファクトリーStarbase Factoryでツアーをしながらインタビューに答える動画の抜粋。
Starbase Factoryの中の様子を見れるだけでも面白いし、デザインよりも製造プロセスこそが最も大事だという話。
動画も全部見た(2時間)https://t.co/sJOgO0s2SX
俺もここ感銘を受けた。 "素直に言ってテスラには世界有数の頭のいいエンジニア達が集まってるよ。その賢い人達の知恵を結集して高速化や自動化に邁進して、たったひとつの素朴な疑問「このマットはなんのためにあるの?」という小学生でもできそうな質問を見逃していたんだ" https://t.co/s55FPqMiAS
— Kazunori Sato (@kazunori_279) August 8, 2021
この一番下の行の、記事で言うところの「アウトカム」を顧客中心で言語化していく点がまさにUXデザインなんだと思う。UXデザインは機能決め屋さんではなく、体験とアウトカム決定屋さん。https://t.co/H4MazrQHA5 pic.twitter.com/8ydSROx9Aw
— のだかつき🖌TBSでデザイン推進 (@ktknd) June 10, 2021
・ロードマップとバックログは役割が違う
— 広野 萌 (@hajipion) June 10, 2021
・ロードマップには機能ではなく期待されるアウトカムを書くべき
といういい話だった…自分も徹底していこう。
ロードマップに機能を書くべからず|小城久美子 / ozyozyo @ozyozyo #note https://t.co/qgd16iSB7u
機能よりも一つ上の「状態定義」はいつの間にか自然にやるようになっていた。経営層と機能単位の議論になると発散が過ぎてしまうかつユーザーにとっての正解でない可能性が大いにあるため。
— Yusuke Saito / 斗魚🇨🇳 (@yyysai) June 10, 2021
ロードマップに機能を書くべからず|小城久美子 / ozyozyo https://t.co/eTDjQkoGrK
大きく変わったPMBOK第7版の解説 "ウォーターフォールに適したプロセスベースの思想から、アジャイルに適したプリンシプルベースに進化" "厳密にいえば、予測型アプローチから、適応型アプローチに変わった" / “界隈がざわつくほど超進化したPMBOK第7版の解説【プロジェク…” https://t.co/BiT0ivgMMk
— Takuto Wada (@t_wada) July 29, 2021
PMBOKも時代の変化を受けて大きく変わったんだな。これは追っかけなきゃ / “界隈がざわつくほど超進化したPMBOK第7版の解説【プロジェクトマネジメント】|Mizuho Kushida|note” https://t.co/nI3bMOS9rG
— Masanori Kusunoki / 楠 正憲 (@masanork) July 29, 2021
PMBOK第七版は従来のウォーターフォールをベースにしたプロセス・成果物アプローチから、アジャイルの考え方を大幅に取り入れ、価値提供を中心に据えたアプローチに大幅転換
— ごまサバ (@kyuruz69545945) August 17, 2021
結構ガチガチに定義してたのをかなり原則・抽象的にしたのね
これは学びが深そう https://t.co/V7HviflAav
“プロダクトとはモノではなく、テクノロジー、利用する(かもしれない)人、そして資金を提供するビジネスとの間の進化する関係自体を指します” / “【翻訳】 図解 プロダクトづくりの構造 - ykmc09 blog” https://t.co/XLYK9m4aU1 #プロダクト
— Taka Umada 🐴 馬田隆明 / 『未来を実装する』発売中 (@tumada) April 13, 2021
面白い。空白領域を埋めることがプロダクト組織には大事で、個人の感覚としてはエッジビルダーの有無が組織の汎用性や安定性に影響を与えてそう。咀嚼しきれてないので、もう少し読み込みます。https://t.co/f3dB05aCJv
— 小西 芳樹 / Yoshiki Konishi (@y_cony) April 13, 2021
やっとちゃんと読めました。諸々の整理に役立ちますね。
— 笹口直哉@キャディのプロダクトマネージャー (@sasaguchisan) April 14, 2021
【翻訳】 図解 プロダクトづくりの構造 - ykmc09 blog https://t.co/MBRi3luir2
めちゃくちゃ良スライド。日々の会話で課題の像を捉えられてるか振り返って意思決定を尖らせていくの大事。
— 松本 勇気 | LayerXはSaaSとFintechの会社です (@y_matsuwitter) July 29, 2021
解像度を高める 🔬 https://t.co/iK4UcSQiFT
半年に1度くらい、悔しいくらい素晴らしいコンテンツと出会う時があるのだけど、このスライドは完全にそれ。
— マサヤ (@masayaquality) July 31, 2021
一冊の本と同等レベルの内容とわかりやすさ。
学生の頃に知りたかった...。
解像度を高める 🔬 https://t.co/5x7rEmMLhO
自分の中で「成長」は
— 廣澤 太紀 | ひろざわ だいき (@HirozawaDaiki) July 31, 2021
意思決定の量×質(深さ)
だと思っていたので納得感あった。
起業、独立は、会社で働くことと比較して構造的に質量ともに多くなりやすい。
一方、責任もって働く社会人の方は確実に成長速度がはやく、立場で侮ってはいけない。
解像度を高める 🔬 https://t.co/xR74tlIOjT
私も"人事戦略"起点で両社をこのように図解したけど、前提の「事業戦略」が異なれば必要な「企業文化」や「組織戦略」はことなる。この経営における"前提"をシステムとして理解すべき。
— 冨田憲二 / Runtrip取締役 (@tommygfx90) September 16, 2021
サイバーエージェントとメルカリにみる組織強化システムの構造的分解 @kyosu_ke https://t.co/YUZoLxdsm1 pic.twitter.com/LAxuU0i3b4
めちゃくちゃ良かった なんとなくそうだよなと思ってたのがわかりやすく構造化されてた
— ポチ👼PT社やってます (@pitown) September 15, 2021
会社の人材戦略があると採用の勝ち筋がちゃんとでる
サイバーエージェントとメルカリにみる組織強化システムの構造的分解│About Product by @kyosu_ke https://t.co/3aGK6RHPtc
>2. 最高のプロフェッショナルと働けることが一番の福利厚生
— Naoki Asaka (@__asachi__) September 15, 2021
よく聞いたし、自分もとても感じてたところ。入社する時の意思決定要素としても大きかったな〜。
サイバーエージェントとメルカリにみる組織強化システムの構造的分解 | About Product @kyosu_ke https://t.co/aV5HFMxouD
「エゴを持て」の部分が大事だと思うな。顕在化した課題を解くだけじゃなくて、自分たちが理想だと思う体験を描いて実現するというか。より大変だろうけど成功した時の社会へのインパクトはより大きくなると思うhttps://t.co/Xp79wdpGPo
— フロントエンド大好きseyaさん (@sekikazu01) May 11, 2021
話題になっているクックパッド宇野さんのこの記事、学生のみなさんもぜひ!
— Kzm_Tgc (@kzm_tgc) May 12, 2021
学生の制作だと、どうしてもリサーチ対象が少ない&属性が狭いので、属性バイアスもかかりがちで「これがユーザーの求める答えだ!」ってなっちゃいがちな気がしますhttps://t.co/GY1dQMniY6
何ファーストであれ「あなた」の頭で一度考えるというのはとても大事 🧠 そのユーザーファースト、本当にユーザーファーストですか?|宇野雄 / Cookpad inc. @saladdays #note https://t.co/mLuaQH3KTi
— Hiroki Tani (@hiloki) May 11, 2021
プロダクトビジョンに含まれる内容
— 湊 雅之 | Masayuki Minato (@saas_junkie) November 4, 2021
by 280Group(PdMの認定機関)
・顧客は誰か?
・顧客のニーズ/課題は何か?
・製品カテゴリーは何か?
・顧客への価値/売りは何か?
・競合や現状の代替手段は何か?
・キーとなる差別化は何か?
ハラケンの名文(Value prop)と同じhttps://t.co/MiXBjXh2bp
実例付きなのがありがたい...🤲時間との勝負だけど、なるべく早期にここ研ぎ澄ませるぞ...!💪 /PMFへの第一歩: バリュープロポジション (フォーカスと再現性)|原健一郎 | Kenichiro Hara @kenichiro_hara #note https://t.co/k5DqTxuy5m
— Seiji Takahashi - timakin (@__timakin__) August 30, 2021
バリュープロポジションの話。具体的な事例もあってとても面白かったです。dinii ではMO-POS基盤の上に様々な付加価値構想があり、その全てでバリュープロポジションを考え、尖らせるための議論・検証を繰り返しています。https://t.co/agrAjeZyYu
— Kazuki Otomo | dinii (@dinii_k_otomo) October 27, 2021
終わりに
本当は一つ一つの記事を読ませていただき、個人的な感想を付けたいと思ったのですが、DB作成に思ったよりも工数が割かれてしまったのと、今年は会社のアドベントカレンダーにも参加して、4万字という腱鞘炎になるレベルの言語化をしたので、ご容赦ください。
12日目はYuta Kaneharaさん (@yukagil) の「三方よしなプロダクトサクセス」です。お楽しみに!
良いクリスマス、お正月をお過ごしください。