99歳のおばあちゃんの誕生日が変わった話
市役所からの電話。
家系図を書くのに戸籍を請求していたから
はいはい〜小為替不足でしたかね?
いくらですか?
みたいなノリで出たら、
大変申し上げにくいのですが‥
お婆様の誕生日が間違っていたことが判明しまして
今回このタイミングで誕生日の訂正をさせて頂きたくご連絡しました。
宜しいですかね?
はい?
いまなんと?
笑
誕生日が違う?
確かにおじいちゃんの戸籍を請求したとき
おばあちゃんの誕生日が2つ違うものが書いてあった。そんなこともあるのかな〜なんて思っていたのよね。
当のおばあちゃんにも聞いたけど、無反応。
えー!!!
私だけじゃお返事できないです!!!
でも役所の人は変えるのが筋だそうな。
ひとまず母に電話。
「何してくれてるんじゃコラー!!!」
って感じに怒られました。笑
だって大元の戸籍が変更
↓
今の身分証が全て差し替え
↓
身分証に紐付いている書類がどうにかなっちゃう‥
保険証とか年金手帳とか、自分の保険とか、もろもろね‥
しかもちょい認知機能の低下があり
今は叔父さん夫婦が面倒を見ている。
あーってことは書類の申請は全て叔父さん夫婦がするのか、、
と頭をフル回転させたところで母に
「あんたが自分でちゃんと叔父さんに説明しなさい!!!」
と。
何も悪いことしてないのにー!!!笑
もう本当にまずいことになった!!!
と思ったけれど、まずは叔父に電話。
「何となく事情は分かった。
今変更しないと、今度は相続の時に本人確認できなくてややこしくなる可能性があるってことね。
わかったよー!みほちゃんに言われても困っちゃうよなぁ。」
良かった、優しい叔父さんで。
そんなことで誕生日が変わったおばあちゃん。
大正生まれでね、勝ち気でここまで元気に生きてきて、今年空亡。99になっての空亡ってどういう感じなんだろなぁと生き様を見せてくれている。
ありがとうおばあちゃん。
結婚する時に前の市から転入の時にどうも書き間違えたらしい。市役所の人もすみませんと言いつつも随分前の事過ぎて何となく他人事。そりゃそうだよな、何時代の話?笑 ひとまず手書きの戸籍は本当に見にくいんだよね。分かる分かる。
そんな大変な事を乗り越えて笑
今日は私の師僧に、私の書いた家系図を確認していただく。
どこの誰べえと、どこの誰子がいついつ結婚、離婚。。
そんな所まで細かく丁寧に見てくれる先生。
こうやって紐解いていくのか、と学び、また、1人ずつどんな背景とどんな視点で生きていたのか、どんな気持ちだったのか、を考えると泣きそうになる。
自分の夫が蒸発して居なくなったと思ったら
新しい奥さんと子供達がやってきて一緒に暮らしたひいひいお婆さん。
後からダメ夫も出戻ってくる。
どんな気持ちで一つ屋根の下にいたんだろう。
よく生きてきたよねぇ。
ご先祖達頑張ってきたよねぇ。
大丈夫だよ、子孫は今日も元気に生きています!
あったかぁい気持ちに包まれて今日もいい日だ。