「自己犠牲」って…誰得?
イライラするときってありますよね。仕方ない。
相田みつをさんもこう言っている「人間だもの」
街で子供を怒鳴り散らしてる若いママさんのお姿を拝見して、ふと夫の母のことを考えました。
義母はイライラしないんです。これは夫が子供の頃からそうだったようです。
恵まれた環境でノビノビ子育てできたからでしょ?そう思いますよね。いえいえ、義母はシングルマザーとして働きながらやんちゃ坊主を3人もひとりで育て上げた人です。
もともとの性格はあるのかもしれませんが、義母のすごいところは「自分が犠牲にならない」ところ。もちろんワガママという意味ではなく。
・言いたいことは言う
・やりたいことはやる
・それによって発生したことには自分で責任を取る
そういう女性なのです。
私は小さい頃から「自分だけが我慢してうまくいくならそれでいい」。そう思って生きてきました。自分の権利は主張しない、自分の幸せを優先しない。まさに「自己犠牲」を絵にかいたような人生。
今になって思います。私が率先して犠牲になることで、周りの人はかえってやりづらかっただろうな…って。犠牲になってる自分だけが「悲劇のヒロイン」という甘い汁を吸っていたのだと思います。もちろんそんなこと意図しているわけではないのだけれど、結果的に。
生きてるだけでなんとなく遠慮してしまう性格の人間は「ちょっと図々しいかな」と感じるくらいでちょうどいい。意識して自分を主張するくらいで普通です。
意識して変えないと、生き方って変わらない。
自己犠牲を上手に絵に描いたって誰も喜ばないのです。誰も得しないんです。
どうせ時間とエネルギーを使うなら、自分や誰かが喜ぶようなことに費やしたい、なーんて思う今日この頃です。
あなたのお気持ちとコーヒー1杯で半日がんばれます! 私にエッセイを書き続けていくエネルギーをください!